極ウマ 紙面記事

スピルバーグとフランケルと…

2015/06/11 19:55 投稿

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11日朝は厩舎の中に入って取材ができるオープンデー。スピルバーグなど藤沢和勢3頭が入っている厩舎に各国のメディア(自分も含め)がやってきます。

 朝5時半、ものすごい数の報道陣がウォーレンプレイスにやってきました。ウォーレンヒルを上ったところにある厩舎「ウォーレンプレイス」。現在はレディー・セシル調教師が中心のこの場所は…、そうです、あの最強馬フランケルのいたヘンリー・セシル厩舎のあった場所が今、スピルバーグのいるところなんです(※フランケルが入っていた馬房も見せてもらいました)。

 スピルバーグは前日に追っているのでこの日は軽めのメニュー。屋根付きの馬場で体をほぐしてから、厩舎から森林を抜け、広い馬場へ移動して30分程度、ゆっくり歩きました。

 午前8時からはジョッキークラブ内で朝食会と外国馬陣営の共同会見に出席。ジョッキークラブの建物の中には先日、日本で公開された「エクリプス」の絵とか貴重な絵がたくさん飾ってあってため息が出ます。朝食会では「スピルバーグって本当にビューティフルな馬。私、大好きよ」と年配の女性の方に話し掛けられました。

 最初にオーストラリア勢の会見があって、それから香港、日本、そして、アメリカからの遠征馬。会見が始まる直前にノッシノッシと入ってきたのは…、あのテンガロンハット。3月のドバイに続き、ニューマーケットで見られるなんて感激だ。

 山本英俊オーナーの多田レーシングマネジャーがいて、その隣に座っているのはカリフォルニアクロームのスティーヴ・コバーン氏とアート・シャーマン調教師。コバーン氏、「なぜ芝なのか」「今年アメリカンファラオが3冠とったけど、どう思うか」「本当はドバイの後、英国遠征したくなかったのでは…」と質問攻めにあってましたが、ドスの利いた声で笑いをとってました。

 日本人記者が自分1人だけなのに対し、オーストラリア、アメリカのメディアはズラリ。会見の最後の質疑応答もカリフォルニアクロームに集中してスピルバーグには1つもなく、少しさびしい。

 でも、会見終了後、個別取材では多田マネジャー、各国のメディアからひっきりなしにインタビューを受けていました。「こんなに聞かれるとは思ってなかったよ」と苦笑い。スピルバーグが勝てば、歴史的勝利ですから。少しずつロイヤルアスコット開催が近づいてきました。【木南友輔】
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ウォーレンプレイス内の屋内馬場で運動するスピルバーグ。11日朝は多くの報道陣が駆けつけた

290ca03fa5e3cae25dddd9726ad515c94c7d4629ジョッキークラブ内での共同会見。スピルバーグの紹介映像(昨年の天皇賞・秋VTR)が流れる。右からカリフォルニアクロームのシャーマン師、コバーン氏、スピルバーグの多田レーシングマネージャー

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