※明日が元旦なので、金曜日予定の当記事も本日併せて掲載いたします!
今週のお題…………「2015年」
今週のお題…………「2015年」
文◎ターザン山本(パピプペポ川柳・師範)………金曜日担当
2015年? もう忘れた。何があったの? そうだ。天龍さんの追っかけをやったんだっけ。5月には引退ロードの大阪大会に行ったもんね。みんな自腹だよ。そんな金があるなら競馬に賭けろよな。チケット代もだよ。なんでチケット買って入らなければならないの?10月には東北の一ノ関にも行った。こっちは密航だよ。密航。なんて懐かしい言葉。もはや死語か? そして11月15日の両国国技館、引退試合。3ヶ月前にチケットは押さえた。全て自腹だああああああ。
出禁の私がなぜ天龍さんの試合を見に行くの? 行ったっていいじゃないか。見ないと何も言えないでしょ。私の奥さんは天龍さんが富山のホテルでやったトークショーにも潜入。深夜バスで行ったよ。まさかそこにターザン山本の嫁が忍び込んでいるとは天龍さんもびっくりものだろう。ガ、ハ、ハ、ハ。
引退試合の当日、嫁は両国国技館の入り口で天龍さんの夫人に記念のお酒、一升瓶の日本酒を渡していた。あれ、天龍さんは飲んだんだろうか? いやあ、世の中、なんでもありだああああ。
ところで私は毎年、桜の咲く季節には京都に行くことにしている。嵐山でしょ。東寺でしょ。哲学の小道でしょ。素晴らしい。今年は石庭で有名なあの龍安寺にも行った。圧倒的な桜。大きな池があったもんね。龍安寺は石庭だけではないんだ。初めて知ったよ。帰り道の参道。外国人観光客、5、6人とすれ違った。私はオレンジの派手なジャケット。声を掛けられた。
「まるでジョン・レノンとオノ・ヨーコみたいだね」。一緒に写真も撮った。え、ええええええ。まさか? そんな。嫁は2015年、最大のハイライトはあれよねとまんざらでもないのだ。そりゃ、オノ・ヨーコと言われたら悪い気はしないよ。しかしなぜ私がジョン・レノンなの? 今でも信じられない。
あ、そうだ。今年から肩書きを変えたんだ。パピプペポ川柳創始師範。元「週刊プロレス」編集長? 20年前のことじゃないか? ようしこうなったらパピプペポ川柳で来年は流行語大賞を取ろう。取れるよ。本気になればなんでも出来るさ。
ああ、それにしてもついに最後の60代が終わったか。70? そろそろ覚醒しないとね。遊んでいる場合ではない。思い切りすき焼、食いたい。それもたらふく。なんのこっちゃ。金だ、金。カネ、カネ、カネ。貧乏にはいい加減、飽きたよ。呪文。言霊。では皆さん、いいお年を。さよならだけが人生だあああああああああ。
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