日本労働組合総連合会(連合)は、求人票と入社後の就労環境が異なる「虚偽求人」の実例を『Twitter』で10月31日まで募集しています。
連合によると、ハローワークなどの求人票と実際の労働条件が異なるトラブルが多発しており、厚生労働省の2015年の調査ではハローワークの求人票の記載内容に関して、求職者から寄せられた苦情等の件数は全国10937件に上っています。また、求人情報サイトなどを運営する企業への苦情も増加しているといいます。
それを受けて、連合では求人ルールを定める職業安定法の見直しを厚労省が始めることを受けて、事実と異なる労働条件を明示してはならないことを法律に明記することや、違反した企業・団体に対して労働基準監督官の指導・監督が可能とすること、さらに違反行為で行政指導を受けた企業名の公表を求めていくとしています。
こういった動きを受けて、連合では「ホントにあった怖いブラック求人!!」と題して実体験を『Twitter』のハッシュタグ「#ブラック求人あるある」で募集。すでに危ない事例が投稿されはじめています。
✕ アットホームな職場
◯ 単純に帰れない✕ 若いメンバーが活躍中
◯ 中堅は辞めた✕和気あいあいな雰囲気
◯罵倒される毎日✕やり甲斐があります!未経験者大歓迎!
◯人事の最後の謳い文句
#ブラック求人あるある— 夜櫻 (@yozakura256) 2016年10月13日
従業員20人未満 中小企業
・2年間で10人以上辞める
・終電まで残業当たり前
・たまに徹夜
・残業代なし
・ボーナスなし
・今日校了の仕事が定時後に渡される
・情報が全員に行き届いてない
・交通費月1万まで(半年12万だったので、6万実費)— あんてば@刈谷一帯/仙崎恵磨 (@_Sketchpad_02) 2016年10月13日
このキャンペーンを担当している村上陽子連合総合労働局長は「今回の職業安定法等の改正議論を好機として、求職者を守るルールづくりを一歩でも二歩でも前に進めたいと考えています。そのために、皆さんの声が大きな力となります。ブラック求人を許さない社会をつくるため、ぜひ皆さんの体験談などをお聴かせください」とコメント。
実際に求人での募集要項と、入社してからの雇用形態が違っていたという経験がある人は、投稿してみてはいかがでしょうか。
体験談をツイートしよう ホントにあった怖いブラック求人!!(連合)
https://www.jtuc-rengo.or.jp/info/event/20161006/ [リンク]
コメント
コメントを書く(ID:6455217)
なぜブラック求人あるあるから女性の社会進出の是非の議論に発展してるんですかね…
ぶっちゃけブラックだろうが何だろうがきちんと訴えられてかつそれが通る環境なら問題にならないんだよなぁ。問題はブラックな状態を普通だと捉えちゃう人がいること、企業の規模によっては訴えても握りつぶされることだと考えてる。前者はそろそろそういう奴らが退職していく頃合いだからそのうち改善されてくだろうけど、後者はどうにもならん気がする
(ID:26048821)
社畜の口頭供述だけで労基法違反の証拠になるようにすれば企業は漏れなく信頼性のある労働環境管理システムを導入してブラック問題は解決する(社会が回るとは言ってない)。
求人詐欺は時間と一時的な労働力の詐取なんだからさっさと犯罪として定義するべきなんだよなぁ。
(ID:8968910)
>>33
はぁ、成る程。理解にいたっているかは分かりませんが、自分の考え付かなかったことを指摘いただきありがとうございます。
在宅での仕事って、日本ではあまり普及してないイメージが有るのですが、どうなんでしょうかね? 家に居ながら出来る仕事があれば、それこそデメリットはかなり排除できると思います。
で、結局「女性が悪い、男性が悪い」とかではなく、そういった変更や変革が為されない社会が大きな枷になっているのかもしれませんね。