大手製薬メーカーのグラクソ・スミス・クラインが販売する歯磨き粉のシュミテクトは、日本以外の国ではSensodyneというブランド名で展開されています。知覚過敏の症状を和らげることを最大の売りとしているSensodyneは大人だけでなく子ども向けにも商品展開をしており、年齢を問わず多くの人の歯の健康を守っているブランドとしてさまざまなマーケットでシェア1位の座を得ているのです。そんなSensodyneから、おもに子どもに使われることを想定した最適な量の歯磨き粉を出すことができるチューブ型のパッケージをトルコ市場で発売。ユーザービリティーを大きく向上させることでさらなるシェアの伸長を狙っていることが伺えます。
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専門家が知覚過敏について語るシーンではじまる動画では、幼少期においてはフッ素不足だけでなくフッ素の過剰摂取も歯にとっては悪影響であり、常に適切な量の歯磨き粉を使用することが大切であると説明しています。ですが、現実的な問題としてこの“適切量”はどれくらいの大きさの粒であればいいのか、多くの大人は知る由もありません。

そこでSensodyneが開発したのは、意図的にチューブから排出される歯磨き粉の量を調整することができる専用のキャップ。緻密にデザインされたキャップを使うことで、年齢に合った3種類のサイズの歯磨き粉を自由に出すことができるようになっています。通常、メーカーの売上はより多くの商品を顧客に買ってもらうことで伸びるものですが、歯磨き粉に限って言えば子どもの健康を考えた時に“売れすぎる”ということは顧客にとってよくないことであると判断したからこそ誕生したユーザーに寄り添ったパッケージと言えるのではないでしょうか。

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