2019年から実施している春の海ごみゼロウィークは、2024年5月20日時点で全国各地から7万人超の参加表明を受け付けているといいます。周知と盛り上げを目的に、今回のブーストイベントの実施が決定しました。
世界コスプレ文化普及協会への助成により行われるこのイベントには、自身の撮影ロケーションが汚れないよう、日頃から撮影後などにごみ拾いをしている人も多いコスプレイヤーが集まります。また、協力企業、海上保安官、福岡市内のももち浜にゆかりのある「サザエさん」や長谷川町子美術館の館長など、約400人が参加予定とのこと。キャナルシティ博多での開会式後は、屋台橫丁があることから人通りも散乱ごみも多い中洲エリアで清掃活動を実施します。
メイン会場となる福岡県沿岸では近年、特に日本海側を中心に「ごみを拾っても海外から流れてきてしまう」という声が寄せられていました。「ごみを減らすには各国が互いに協力することが重要」というメッセージを伝えるべく、ごみが漂着しやすい位置にある韓国の釜山、フィリピンのセブでもコスプレイヤーらが参加する清掃イベントを実施予定です。開会式では国内各地の会場と両国の会場とを大画面で中継し、意気込みを表明します。
「春の海ごみゼロウィーク」という名称から、海岸でのごみ拾いをイメージしがちですが、今回は歓楽街・中洲での清掃活動を実施。海洋ごみの約8割は陸(街)から川を伝って流れ出ており、街での対策が重要であると訴えかけています。日頃から率先してごみ拾いを行う人も多い環境意識の高さと、SNS発信力を兼ね備えていることから、今回はコスプレイヤーとともにイベントを行います。視覚的インパクトの大きいコスプレで清掃活動をすることで、世間からの注目度アップが期待できそうです。