料金は、周辺エリアの宿泊施設と比較してリーズナブルかつ一定の金額に設定されています。需要に応じて価格が変動する「ダイナミックプライシング制」を導入せず、観光のハイシーズンなどに高騰することはありません。また、休日の一時帰宅時には1泊500円で客室をキープでき、部屋に荷物を置いたまま施設を離れられます。
食事は家庭料理を意識したメニューで構成され、朝食はバイキング形式、夕食は長期滞在でも飽きないよう日替わりで設定。素泊まりでも毎朝「塩おむすび」が1つ無料提供されるとのことで、つい朝食を抜きがちな方でも朝におむすびを食べて頑張ってほしいという想いが伝わってきます。
ワークマンハウスは「地域、顧客の困りごとを解消し、地域に根付く宿を生み出す」というビジョンを掲げており、2027年までに北海道内で50店舗、その後は全国展開を進める予定だと発表しています。
昨今、インバウンド旅行客の多い東京や京都を中心に、ホテルの価格高騰により一般のビジネス出張者がビジネスホテルに泊まれなくなってきていることが問題視されています。同施設が今回オープンする倶知安町も、世界中の富裕層が訪れ物価の高騰が著しい北海道・ニセコエリアに位置します。このような特化型ホテルは、工事事業者の出張宿泊先問題における解決の糸口になるかもしれません。