共進牧場の「共進3.5 牛乳」(200ml)は、兵庫県内約4割の小中学校の学校給食で提供されている兵庫県民におなじみの「ご当地牛乳」です。2023年4月からは1年間、「かなしきデブ猫ちゃん」が掲載された牛乳パックも提供されてきました。
そして、学校給食のない日にも牛乳を飲んでほしいとの思いから、県民になじみのある黄色と青色のデザインを1L 牛乳のパッケージに採用。大きくなったパックでは、より世界観を広げ、県内を旅した「かなしきデブ猫ちゃん」のイラストを配置されています。
「かなしきデブ猫ちゃん」は、山本周五郎賞受賞の小説家・早見和真さんが文章、絵本作家・かのうかりんさんが絵を手がける創作童話です。広い世界を見るため、オス猫のマルが各地を冒険する物語で、2018年から愛媛新聞で連載され、22年からは神戸新聞で兵庫編連載がスタート。愛媛編3作と、兵庫編「マルのはじまりの鐘」計4作の絵本は累計3万部以上発行され、両紙が読み聞かせ活動などを展開しています。
2月29日(木)にはスピンオフ作品の絵本「ジャックの“1ばん”さがし」、4月22日(月)には兵庫編2作目「かなしきデブ猫ちゃん マルの真夏のプレゼント」が発売されます。
共進牧場からのメッセージ:昨年に引き続き神戸新聞「かなしきデブ猫ちゃん」とコラボが実現し大変うれしく思います。最近は物価の高騰で牛乳の消費も落ちています。当社は子どもたちに学校のない日にも牛乳を飲むことを促進する「土日ミルク」という取り組みに力を入れています。また「少しでも牛乳・乳製品に興味を持ってほしい」、そんな願いでこのたび発売する牛乳は、長年親しまれてきた学校給食用牛乳のパッケージデザインを採用しました。これからも多くの方々に愛される商品づくりをしていきたいと思います。
神戸新聞からのメッセージ:「かなしきデブ猫ちゃん」は、子どもたちに物語や本を読む面白さを知ってもらいたいという願いを込めて始まった物語です。兵庫県学校給食の牛乳パックになったことで、多くの子どもたちに主人公マルのことを知ってもらいました。今度はご家庭に、マルの牛乳が届くことになりました。栄養満点の牛乳を飲みながら、家族で絵本や新聞を開いていだくことを祈っています。
地域に根ざした企業同士のコラボレーション。そこには、消費が落ち込む牛乳をもっと飲んでほしいという思いともっと読書をしてほしいという思いが込められていました。地元のものだからこそのタッグとPR施策、お手本にしたい事例であるとともに、応援したくなる施策例となっています。