昨今フェムケアへの関心が高まる中、INAXのシャワートイレは35年以上前から「ビデ専用ノズル」を搭載した2本のノズルのシャワートイレを製造・販売してきました。シャワートイレ全機種にノズルが2本あることは業界唯一(一般社団法人日本レストルーム工業会会員の温水洗浄メーカーにおいて。2023年6月現在。LIXIL調べ)です。
しかし、この事実が多くの人に認知されていないことを受け、まるで映画予告映像のようなエンターテインメント性を持たせたスペシャルWebムービーを制作。LIXILの公式YouTubeで2024年3月12日(火)から公開されています。
「全世界が感動した、衝撃の真実がここに。」冒頭に涙を流す主人公の女性。動画は一見トイレとは関係のないヒューマン映画のようなワンシーンが映し出されるところからスタートします。しかし、彼女の発見はすぐに周囲の人々から疑問視されることに。「何のために!」「調べるまでもない、1本だ!」という声が上がり、誰からも信じてもらえず、絶望の淵に立たされます。そんな中、彼女に優しく語りかけたのは、母親でした。
「あなたは間違ってない。あなたが生まれる前からずっとあったわ。」この一言が「もう1本…隠れていたのね…」と主人公を衝撃の真実へ導き、最後に主人公が気づいたこととは──。
映像には、映画を見た観客からの声を映し出したシーンや、アカデミー賞受賞作品のごとくINAX シャワートイレ ビデ専用ノズルが 「Femtech Japan Award 2023」において「SILVER(銀賞)」を受賞した紹介も映し出されています。
昨今、ダイバーシティ&インクルージョンの観点から、生理・出産後・更年期など女性特有の健康課題を捉え、体や健康のケアをするフェムケアと、その関連製品が注目を浴びています。一方、LIXILは35年以上前におしりを洗浄する「おしり専用ノズル」と女性のデリケートゾーンを洗浄する「ビデ専用ノズル」を分けた2本のノズルのINAXシャワートイレを開発し、今では業界で唯一全機種に搭載しています。
そんな「ビデ専用ノズル」を搭載したシャワートイレは、フェムケア製品の先駆けともいうべき存在。しかし、その時代はまだ「フェムケア」といった言葉もなく今ほど注目されていませんでした。近年、フェムケア市場の盛り上がりの中で女性のデリケートゾーンケアの話がようやくできる時代になり、改めて「ビデ専用ノズル」の特長やベネフィットを訴求できればということで、今回の企画に至ったといいます。
「ビデ専用ノズル」の、おしり洗浄と兼用しない安心感や専用ノズルならではのやわからな洗い心地をもっと多くの女性に伝えたいとの思いが発端となった今回の映像。「2本あるという衝撃」にスポットライトを当て、その事実を伝える映画予告風のスペシャルWebムービーを制作されました。
もはやトイレのウォシュレット機能は日本国内では当たり前という意識になるほど普及していますが、見えないノズルの本数はユーザーからすると気の回らない部分といえます。しかし、ビデと別々に2本になっているというのは、「おしり洗浄と同じノズルでデリケートゾーンを洗いたくない」という女性の声に応える大きな違いです。
そんな衝撃的な盲点を伝えるのに、今回選ばれたのが映画予告風の映像。これほど訴求性の高くマッチした演出はないと思わせる出来栄えです。また、「Femtech Japan Award 2023」において「SILVER(銀賞)」を受賞した紹介が差し込まれることによって、より立体的で企画意図を反映させた仕上がりとなっています。
時代の変化とともに、すでにあった機能やサービスこそが時代の潮流となって、訴求ポイントになるということを気づかせてくれた事例がありました。
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