DROBEの「セレクトBOX」は、ユーザーの自宅に5点〜8点の商品を段ボールで届け、その中から好みの商品のみ購入してもらい、残りの商品はお届け時の段ボールに入れて返送ができるサービスです。そのため、基本的には返送することが前提であるサービスモデルであり、これまで返送された段ボールは基本的に廃棄されていました。
今回導入した循環型の箱は、そんな返送を前提としたサービスであるからこそ、段ボールに代わる継続的に利用ができる箱を導入することで、段ボールの廃棄を削減し、よりサステナブルな循環を実現することをめざして開発されたものです。数十回の往復に対応できる強度となっており、順次導入数を増やしていくことで廃棄する段ボールの削減につなげていきたいとしています。
今回開発された循環型の箱は、サービスの特性上、商品を購入すると返送時に箱に入れるアイテムの分量が発送時よりも少なくなることを踏まえ、内容量に合わせて二段階に形状を変更ができる仕様となっているのがポイントです。サイズの変更に対応するためのチャックの付け外しのしやすさにもこだわって作成。可変にすることで、輸送の際の利用スペース削減も目指しています。
また、安心して利用できるよう強度にもこだわりつつ、ユーザーの負担にならないように、重さにもこだわって作成されています。
DROBEが自社のサービスの特性を考慮して、毎回廃棄となっていた段ボールに代わる循環型の箱を開発。毎回、資材廃棄の必要があることへの心苦しさはある一方で、実際に資材コストと利便性を両立させることは難しいものです。
そこへ独自の開発によって、両立を見込める循環型の箱が誕生したことでの今回の試験導入となりました。今後、実際に使用してみてのユーザーの反応や耐久性など、あらためて見えてくる課題にも対応し、改善を重ねていくこととしています。今後の改良によって、よりサステナブルな循環が加速する取り組みがありました。