この次世代型自動販売機は、自動販売機本体の大画面を使って売上UPにつなげる商品CMを流すなど、自社のPR映像や求人情報を流す広告媒体として使うことで地域の活性化にもつなげることができるものと位置付けています。
オプションで災害情報などの表示、リアル配信なども可能。設置場所の周辺環境に応じた映像の工夫で、自動販売機の存在感をアピールできることが最大の特徴です。
さらに和光産業は、新規事業として次世代型自動販売機の販売と次世代自販機サービス“まるなげ”をリリースしました。こちらは飽和した飲料自販機業界に一石を投じるものとしてリリースに至ったものです。
また、今回デジタルサイネージについてノウハウをもつLED TOKYOと組んで開発をすすめた32型のビッグサイネージ搭載の次世代型自動販売機「α(alpha)」の先行予約販売開始し、2024年4月上旬から販売予定となっています。これを一例に、今後も自販機業界50年の歴史をもつ和光産業の設置、保守メンテナンス、オーバーホール、保証(オプション)で顧客に安心を与える事業展開を目指していくとしています。
ついに自動販売機が自らの商品を広告宣伝する大型サイネージを搭載し、次世代型自動販売機へと進化しました。コロナ禍において非接触で販売が可能な自動販売機は、従来の商材以上のものを取り扱うものへと成長しました。進む人材不足をも補えるということで、今後も活用が進むことが予想されます。
そんな中、取り扱う商材ではなく、大型のサイネージを搭載することで差別化する選択肢が登場。実際に販売する商品だけでなく、関連のサービスや商品、店舗など組み合わせる情報によっては自動販売機がひとつのコミュニケーションハブとして機能し、新たな需要掘り起こしに一役買う可能性も出てきました。実際にどのような活用方法で広がっていくのか注目したい事例となっています。
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