ロンドン市内に拠点を構える保護犬や保護猫のための大型施設Battersea Dogs and Cats Home(以下Battersea)は、初の試みとなる大規模な啓蒙キャンペーンを通じてイギリス中に向けて動物救助の大切さをアピールしました。“We’re all in. For them(わたしたちは全力を尽くす。彼らのために)”というキャッチコピーを中心に企画された施策は、動物と人間の絆にスポットライトを当てつつ、新型コロナウイルス感染症 (COVID-19)の影響で世界的に増えることとなったペットオーナーに対して、自身のペットだけでなくすべての動物に対して抱くべき感情を再認識させようとしています。

施策の一環として公開された長尺動画「The Bond(絆)」では、Batterseaに就職した1人の男性が保護されていたビーグル犬と絆を育んでいく様子を紹介しています。警戒心を抱かれた初対面から徐々に慣れていく様子、そして最終的にはお互いを信頼し切るようになる瞬間までが描かれており、心が温まるような映像となっています。

何かしらの理由で保護されることになった動物であっても、真心込めて接したらいずれは大きな絆を築くことができるというメッセージを表現しつつ、Batterseaはどんな事情があろうと彼らのために全力を尽くす人の集まりであるというブランディングを行いました。

同時にイギリス各地の交通広告として公開されたOOHでも同様のメッセージで里親の募集を呼び掛けつつ、真摯な施設であることをエモーショナルなメッセージングで訴求した事例でした。

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