躍動感溢れる刺繍デニムに包まれた外装と、美しい藍色に染められたプラズマレザーを使用したラグジュアリー空間が放つ藍色に広がるコントラストが、美しい全景となっています。デニムの可能性を求めて制作された同車は、「藍」が持つ力強さと美しさを織り交ぜた世界観で公開されました。内装と外装の圧倒的なコントラストも「BLUE DRIVE」の特徴となっています。
車体の外装に使用されるのは、適度にブリーチを施したKUROKI社製の銀糸が練り込まれたブルーデニムとブラックデニムを刺繍機で繋ぎ合わせダメージを施した、特殊デニム素材。ロンドンの石畳を疾走するかのような風をインスパイア源に、オリジナル制作に踏み切ったデニム素材となっています。
一方の内装デザインには、豚革に藍色に輝く箔をのせたプラズマレザーを使用。FAGASSENT(デザイナー/青木俊樹)のコレクションレザーを贅沢に使用することで、内側から光を放つ華やかさとラグジュアリー感が共存した内装に仕上がっています。疾走感が際立つアグレッシブな外装とラグジュアリーな内装の藍色で魅せるコントラストが「BLUE DRIVE 」の大きな魅力です。
2024年1月10日(水)にMINI岡山にて行われた「BLUE DRIVE」完成披露レセプションでは、多くの報道陣からの注目が集まり、コラボレーションした両社からは、今後の継続した取り組みへの言及がされました。現在MINI岡山ショールームにおいて常時展示中のBLUE DRIVEですが、多くの反響があり、展示期間を延長して開催中です。さらに、2月中旬からは倉敷での展示が決定しています。
若者のクルマ離れが声高に叫ばれるようになった昨今。とくに都心では公共交通で事足りることから不必要という認識が高い傾向があります(※1)。しかしながら、車の運転が好き、自分名義の車が欲しいと答える若者もまだまだ一定数いるなど、完全に関心が薄れてしまったわけではないのかもしれません。
今回の異色ともいえるデニムとのコラボレーション車は、ファッショナブルでかっこいい、乗ってみたいと思わせるコンセプトカーによるブランディングの重要性を示唆してくれているように思います。
・※1関連リリース:若者のクルマ離れ、都内Z世代の約6割が「自覚あり」一方で地方Z世代は約7割が「自覚なし」に