今回掲載された広告は、3日分の3紙面を縦につなげることで完成するクリエイティブとなっています。それぞれの紙面には、2023年に東証グロース市場へ新規上場された企業66社(テクニカル上場は対象外)のうち、PR TIMESを利用している54社(81.8%)の企業の社名が連ねられました。
1日目、2日目と上に重ねていくと文章が成立し、3日目が最上部に積み上げられたとき、完成されたメッセージに加えて、54社分の企業名を含めた全貌が明らかとなる仕掛けです。
今回の3日連続の広告出稿に関してポイントとなったのは、いつプレスリリースを発表するかという点です。広告掲載の1日目に発表することは即時性という意味ではいちばん優位ですが、同時に今回のような仕掛けの場合は、発表時点で公開する情報の調整が難しいため、適さないという判断に至ったとのこと。
また、3日目に発表する場合は、すべての情報がオープンにできるため、施策の意図を含めてたくさんの情報を伝えることができますが、やはりここでも連続性のある広告であることを理由に選ばれませんでした。結果的に、2日目でのプレスリリース発表を選択することによって、広告出稿について世の中に開示しつつも、最終日の広告へのワクワク感を残すことができたという手応えがあったようです。
そして、今回の企画の意図や想いについては、翌日に自社のPRプラットフォームである「PR TIMES STORY」へ詳細を掲載されています。それによって、実際の広告紙面、プレスリリース、ストーリーといずれか一つでも楽しめる設計、それぞれのコンテンツを行き来することで、本施策をより深く知ってもらう設計へとつながったのではないかと結ばれています。
・※関連リリース:最後の1枚が明日の日経に登場。「明日へ」「明日へ」と続く3日分で完成する全面広告
・※PR TIMES STORY:3日目に完成する日経広告|3日連続掲出の狙いと想い