新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響で自宅で過ごす時間が増えたこともあり、世界的に2020年以降ペットの需要は大きく上がりました。そんな中、さまざまな理由で飼い主を失ってしまう保護犬や保護猫の増加も後を絶ちません。日本国内においては約5万8000匹もの犬と猫が各地に点在する保健所や愛護センターで引き取られているデータもあり、期限までに新しい飼い主が見つからないと殺処分されてしまうことがあります。カナダの動物愛護センターPeterborough Humane Societyはこのような状況を少しでも改善したいという願いを込めた啓蒙動画を公開し、引き取り手を募りました。
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“It’s never too late to fall in love again(恋に落ちることに遅すぎるなんてことはない)”をキャッチコピーに据えた動画では、1人の老人が主人公を務めています。Lucyと書かれた手帳を見ながら丁寧にプレゼントを梱包し、家中を掃除してから身だしなみを整え外出する老人。彼が向かった先は愛する家族の家……ではなく、Peterborough Humane Societyでした。
1人で暮らす老人だろうと新たな家族とまた恋に落ちることができるというメッセージをエモーショナルに描きつつ、視聴者が自分も同じように保護犬を受け入れることができるかもしれないと思えるような演出を施した動画でした。
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