JR西日本グループでは、初のXR施策として2022年8月にリアルの大阪駅をバーチャル上に再現した「バーチャル大阪駅」を開業しました。そこで、リアル同様に駅がバーチャルでも集客力を発揮することを証明。続く第2弾となる「バーチャル大阪駅 うめきたワールド」では、REALITY XR cloudと協力し、ユーザーの自律的な発信活動を可能とするさまざまな仕掛けが構築されました。そして、スマートフォン向けメタバース「REALITY」上のワールドで、過去最高の来場者数を記録するなど、バーチャルならではのさらなる集客を実現しています。
3度目の取り組みとなる今回の「バーチャル大阪駅 3.0」では、これまでの取り組みで証明された集客力を背景に、初めて企業や団体の出展を広く募ります。そして、ユーザーと企業がコラボレーションする新たな発信の場を構築していくとしています。バーチャル大阪駅をリアルの駅を超えたビジネスの場とし、新たな価値の創出を目指しています。
「バーチャル大阪駅 3.0」は、リアルの駅の機能である“旅立ちの場”がバーチャルで再現され、バーチャル大阪駅からスマートフォン向けメタバース「REALITY」で展開される各ワールドへの移動が可能となります。バーチャル大阪駅の改札口の発車標には、実際の列車案内さながらに各種ワールドへの案内が表示され、駅のプラットホームからさまざまなバーチャル空間への旅がはじまります。リアルの旅と同様に、バーチャルでも駅を起点とした旅を楽しんでもらおうという取り組みです。
第2弾となった「バーチャル大阪駅 うめきたワールド」では、ユーザーが自由にバーチャル空間の中で記念撮影や配信活動を楽しんだり、その様子をSNSで拡散したりといった、バーチャルならではの駅の楽しみ方がされました。今回の「バーチャル大阪駅 3.0」は、リアルの駅では実現困難な表現活動の可能性をさらに拡張するべく、ユーザーの自己表現や発信の場として活用できるさまざまな仕掛けが用意されています。
例えば、バーチャル大阪駅にステージや展示エリアを設けられ、リアルの駅では実現が難しいユーザー個人が主催するイベントや情報発信を可能にします。また、多くのユーザーから支持されるなどの優れたコンテンツにはリアルの大阪駅と連携したイベントも用意することで、リアルも掛け合わせた新たな表現の機会の提供も計画されています。
第2弾では、計47日間の期間中に約600万人が来場。日頃大阪駅を利用される人だけでなく、遠く国内外からも数多く来場がありました。初の通年開業となる「バーチャル大阪駅 3.0」は、前回を上回るさらに多くの来場を見込んでおり、広く企業や団体に活用してもらう場となるよう目指しています。
バーチャル内広告やブース出展といった方法のほか、リアルでは実現困難な駅を丸ごとジャックしての宣伝やリアルの大阪ステーションシティを構成する店舗との連携販売など、バーチャル大阪駅はリアルの駅以上のプロモーションフィールドとなります。
これまでのバーチャル大阪駅の実施により、集客の実績や使われ方などのノウハウを蓄積した上での、さらなる活用を見込んだ三度目の取り組み。バーチャルとリアルの掛け合わせで、よりさまざまな活用の可能性を広げての通年開業ということで、メタバースをプロモーションに活用する新たな形が誕生しそうです。
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