静岡県職員が年末年始のJR東海道本線をジャックする広告掲出が開始されました。静岡県をともに創る未来の同僚たちに県職員の魅力を伝えるため、JR東海道本線の車内広告「テーマトレイン」に、「仕事もプライベートも充実している」県職員が8人登場するという取り組みです。お堅いイメージのある県職員ですが、じつはあなたの休日の過ごし方と似ている職員がいるかも、という親近感を持ってもらいたいと企画されました。

掲出されるのは、東海道本線静岡地区。愛知県豊橋市にある豊橋駅から静岡県熱海市にある熱海駅までをつなぐJR東海の鉄道路線区間です。掲出期間は2023年12月26日(火)から2024年1月8日(月・祝)までの2週間を予定しており、年末年始の帰省やお出かけなどで乗客の増えるタイミングでの掲出となります。

「テーマトレイン」は、広告貸切り電車という名のとおり、電車内に設置された広告枠をすべて貸切り利用する電車広告メディアです。電車車両内を1社買切りにすることで圧倒的なジャック感を演出し、乗客へ強いメッセージを送ることができます。また、使用するメディア数が多いので、新商品メリット説明や広告にストーリー性を持たせるなど、電車広告の中でも抜群にメッセージ発信に長けたメディアです。

今回の静岡県の施策がおもしろいのは、県職員が登場するというところ。今後一緒に働いてくれる職員募集のために、実際にすでに職員として働きながら、仕事もプライベートも充実している姿を見てもらうことで、人材募集をしようという試みになっています。

プライベートの写真がメインになっているので、一見しただけでは、まさか県職員の募集広告とは気づかない人も多いはず。しかし、よく読み込むとプライベートの充実とともに仕事での充実についてもメッセージが入っていて、読み進めるうちに引き込まれてしまう内容に仕上がっています。

電車に揺られながらじっくりと読めるテーマトレインだからこそ、登場する職員のメッセージの熱意を受けて、ちょっとお堅いイメージのある自治体職員への親近感がわくとともに、自分ごと化しながら県職員になる未来を考えてみる人も現れそうな施策となっています。

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