「スーパーカップ アップルパイもんじゃ」は、「明治エッセル スーパーカップ 超バニラ」のカップ容器に入ったアップルパイの具材を、鉄板の上で焼き上げてから、「明治エッセル スーパーカップミニ 超バニラ」を載せて食べるデザートもんじゃ焼です。はがし(小さいヘラ)を使用して食べるアツアツのアップルパイとバニラアイスの、熱さと冷たさという真逆の組み合わせを一度に楽しめる新感覚デザートになっています。
今回の商品開発にはおよそ2ヶ月の試行錯誤があったそうで、お好み焼本舗商品開発部の夏山さんは、完成された味のスーパーカップを使った店舗限定メニューの開発は荷が重かったと語ります。当初は、カルボナーラ、レッドカレー、マーボー豆腐……などの飯系で攻めてみたものの納得のメニューには辿り着けず。みんなが美味しいと思えて「お好み焼本舗」ならではの鉄板を使ったスイーツもんじゃを作ってみたところ、納得のメニューが完成しました。開発期間中は、1日5〜6個の「スーパーカップ」を食べていたので、なんと体重が3kg増えてしまったという力作です。
左から、お好み焼本舗商品開発部 夏山さん、アイス研究家 シズリーナ荒井さん、「明治 エッセルスーパーカップ」担当者 吉岡さん
このコラボにあたっては、「スーパーカップ」の冷凍スイーツでありながらも幅広い料理に使用できる万能食材という点に着目していた、今回の企画発起人でアイス研究家シズリーナ荒井さんの存在がありました。牛乳200ml使用するスイーツのレシピでは「スーパーカップ」を使えば簡単に代用でき、煮込み料理にコクを出す隠し味にもなります。そんな「スーパーカップ」が、ワクワクしながら作れる環境で“記憶に残る新感覚なスイーツ”ができないか、両社と約10ヶ月にわたり交渉し続けた結果、今回の企画が誕生。アップルパイもんじゃに、お好みでマヨネーズを加えるのもおすすめだそうです。
明治エッセル スーパーカップ担当者の吉岡さんは、これまでもさまざまなアレンジレシピをSNSで紹介してきたため、コラボ自体には抵抗はなかったと言います。しかし、アイスを焼くという発想はなかったため、試食会で目の前に出されたのが、まさかの“鉄板の上でアイスが焼かれている状態のもんじゃ”には驚いたとのこと。ただ、今までありそうでなかった「熱冷」の新感覚スイーツであり、驚きと楽しさ、さらには、それを上回る美味しさを目の当たりにし、コラボを快諾したそうです。
真逆のものを組み合わせるコラボは、インパクトと話題性にはもってこいの企画ですが、いざ実現させようとすると困難は付きものです。今回のコラボのきっかけから開発の試行錯誤のストーリーには、双方の良さを最大限に活かしたメニューになるように思いが込められているのが伝わってきます。結果、熱さと冷たさを掛け算した美味しいデザートもんじゃとして、熱冷コラボレーションが見事に成立しています。