11(いい)8(刃)の日である、11月8日から12日にかけ、渋谷区内を走ったこちらの車。バン型の車両の屋根に、まるで包丁が突き刺さったかのような強いインパクトが特徴的です。
この車を披露したのは、“刃物の街”として知られる岐阜県関市創業の老舗、刃物メーカーの貝印。全社員が参加する社内の開発コンペで採択され始動した「研ぎ啓発プロジェクト“研ぎ活”」の一端だということです。
背景にはあるのは、同社が2021年2月に実施した「砥石実態把握調査」。
明らかになったのは、回答者の約半数が包丁研ぎを行なっておらず、研いでいる人の大半が簡易シャープナーを使用しているという結果でした。その他のブランディング事例についてはこちら
この車を披露したのは、“刃物の街”として知られる岐阜県関市創業の老舗、刃物メーカーの貝印。全社員が参加する社内の開発コンペで採択され始動した「研ぎ啓発プロジェクト“研ぎ活”」の一端だということです。
背景にはあるのは、同社が2021年2月に実施した「砥石実態把握調査」。
明らかになったのは、回答者の約半数が包丁研ぎを行なっておらず、研いでいる人の大半が簡易シャープナーを使用しているという結果でした。
そこでこのプロジェクトでは、手軽な簡易シャープナーに対し、砥石を使用して正しく研ぐことで、「切れ味がより長続き」し、「より長く使える」ことを伝えることで、サステナブルなアクションを啓発。より豊かな社会の実現への寄与が目的となっています。今回の車両では、包丁を車体に差し込んだように見えるインパクトのあるデザインで切れ味をアピールし、包丁を際立たせるため車自体のグラフィックはシンプルになっています。さらに車両自体もEV車を採用することで環境にも配慮しています。
また、同期間中には渋谷区内で同社のプロダクトデザイン展も開催。これから発売される予定の製品など未来を見据えたプロダクトを通じ、ミッションである「切れ味とやさしさ」を体感できる場になっているこということです。
今後は東京から岐阜までのルート上にある各地をこの車両で巡りながら、包丁マイスターによる包丁研ぎの啓発イベントを実施していくという同社。ブランドの根幹となるミッションをより広く、より深く伝えていくための思い切った施策でした。
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