1926年の設立以降高級自動車の代名詞としてその名を馳せたメルセデス・ベンツは、多くの日本人にとっても馴染みのあるドイツ製の自動車と言えるでしょう。そんなベンツの知名度は単に自動車としてだけでなく、映画や音楽をはじめとしたエンタメコンテンツにも登場することが多く、特に音楽においては16,415もの楽曲に登場しており、これは近代音楽史において最も使われたブランド名であると同社は発表しています。そんなアイコニックな存在であるということをアピールするため、同社はフランスの人気ラジオ局Radio Novaとコラボし、それぞれの曲の知られざる歴史とベンツとの関係性について言及するという限定番組を公開しました。

“The Iconic Playlist(アイコニックなプレイリスト)”と銘打った施策は、文字どおりベンツが登場する楽曲の数々をプレイリストに見立てて、音楽に詳しいRadio Novaのパーソナリティーがその内容について言及するというもの。ケンドリック・ラマーやビリー・アイリッシュ、エミネム、ビヨンセといった今もなお活躍するアーティストたちから、イーグルスやザ・スコーピオンズをはじめとした伝説的なバンドの数々の活動を振り返りながら、彼らの楽曲にどういう形でベンツが登場するのかを紹介していくようです。

長い年月をかけて自社の商品だけでなくコーポレートブランディングそのものに取り組んできた同社だからこそ実現できた事例は、過去の栄光をしっかりと誇示しながら未来への希望にもスポットライトを当てた稀有な事例と言えるでしょう。

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