カンロは、クラウドファンディングサイト「CAMPFIRE」にて2023年8月28日(月)から実施した、廃棄包材を活用する「世界にひとつだけの、パッケージアップサイクル」プロジェクトにおいて当初目標支援額の275%を達成し、募集を終了しました。

カンロが取り組んでいるフューチャーデザイン事業では、「サステナビリティ」「ウェルビーイング」の 2軸で異業種他社との協業を実施しています。2023 年のサステナビリティ軸では廃棄包材の活用を目指し、今回はそのアイデアを実現させるため、デザインファームのペーパーパレードと共創。商品の製造工程で生じてしまう廃棄包材を活用したアップサイクルしたグッズを開発しています。カンロの人気商品「カンロ飴」と「ピュレグミ」のパッケージを使って、バッグやサコッシュ、ペンケースに生まれ変わらせるクラウドファンディングプロジェクトとなりました。

ペーパーパレードは、これまでに流通規格から外れた和紙の損紙をアップサイクルし、ショッピングバッグやディスプレイに生まれ変わらせたり、破棄される屋外広告などをファッションや雑貨として循環させるアップサイクルブランドを立ち上げたりという実績があります。廃棄包材をそのままアップサイクルするのではなく、プロダクトをデザイン、設計して価値のあるものに生まれ変わらせてきた実力のあるクリエイターです。そんなペーパーパレードの協力があって、今回カンロの廃棄包材をかわいい雑貨(グッズ)に生まれ変わらせることができました。

グッズのベース部分は職人さんが一つひとつ手作業で廃棄包材を分解し、シート状にしてていねいに縫い上げています。バッグやサコッシュは裏生地を付けてシートに厚みを持たせ、ペンケースは逆にパッケージの透かしを活かすなど、アイテムによって質感が異なる点もこだわりポイントです。さらに、同じグッズでも包材のどの部分が使われるのか毎回シートの柄の配置が異なるため、世界でひとつだけのデザインとなっています。

今回のプロジェクトでは、募集開始の8月28日(月)正午から約10時間で目標金額を達成し、さらにネクストゴールも開始4日間で達成。45日間で当初の目標の275%の金額にのぼる反響がありました。

パッケージデザインを用いたコラボグッズ事例は、今や珍しくはありません。パッケージとしてのデザイン性やかわいらしさから需要も高く、人気のコラボ施策ともいえます。しかし、今回のグッズは、本物のパッケージである包装資材を使用。製造過程でどうしても生じてしまう廃棄包材を用いて、バッグなどのグッズにアップサイクルすることで、地球環境の負荷を削減する取り組みへと転じさせています。企業とクリエイターがタッグを組んで実現させた好例となっています。

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