「ハンバーグとはんばーぐ」で提供されるハンバーグは、中央に仕切りのある特注となる意匠権出願中の鉄板を使い、2種類のちがったソースを選んで食べる新しいスタイルのハンバーグです。ソースの組み合わせは、じつに66通りにもなり、さらにトッピングを加えることで、よりたくさんのバリエーションを楽しむことができます。
新しいスタイルのハンバーグに合うソース開発をしようということで、スタッフがお客様の声をもとに独自に考えた新しいソースのほかに、最新テクノロジーを駆使してAIが生み出した新たなソースを取り入れて開発されます。
AIが開発するのは、「ピーチチリソース:ピーチの豊かな甘みとピリ辛のアクセントが最高のソース」と「キムマヨソース:大阪鶴橋で人気キムチ屋のキムチを贅沢に使った激ウマソース」の2種類。人間が開発するのは、「四川麻婆豆腐ソース:本場四川の妥協なき、激辛シビレ麻婆ソース」と「お好み焼きソース:たっぷりのネギと鰹節にマヨネーズを添えたお好み焼きソース」の2種類となっています。
一体どちらのソースがより選ばれるソースとなれるのか? それぞれのソースを同時に販売して、オーダーされた数を競争。その結果は、今後の飲食業界における料理人の役割を再定義することになるかもしれません。AIとの共存を目指す人類にとって、今回の企画はとても興味深い戦いになりそうです。
また、見事に選ばれ勝利したソースは、その後人気ソースとしてレギュラーメニューとして登場する予定。さらに期間中にどちらかのソースを選んでSNS投稿すると、もれなくアイスキャンデーがプレゼントされるキャンペーンも実施されます。
「不気味の谷」などと呼ばれるようなAI(人工知能)に抱く違和感は、人間らしさを必要とする場面ではとくに増大するようです。そこへハンバーグのソース開発という、人間の味覚という繊細な部分に切り込む企画。なんだか人間の味付けに勝ってほしい反面、怖いもの見たさでAIの味付けにも期待してしまうという感情をうまくついた施策となっています。今後、AI vs 人間のキャンペーンはさまざまな形で手を変え、品を変え登場してきそうな予感もします。
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