アメリカにおいて1歳から5歳までの幼い子どもの死因ランキング1位であり、5歳から14歳までの子どもにおいても2位という驚くべき危険性を誇る現象「溺死」。一軒家にプールが備え付けられていることが多いアメリカならではの事故とも言えますが、死へと至るケースの内の88%は大人が近くにいたにもかかわらず発生したとするデータもあります。溺死と聞くと多くの人は映画のような大きな水しぶきや叫び声を想像するかもしれませんが、現実ではただひっそりと、誰にも気づかれることなく命を落とすケースが大半だというメッセージを込めたCMが公開されました。
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広告主のNational Drowning Prevention Allianceは溺死の危険性とその予防を呼びかけるために設立されたアメリカのNPOで、同団体がこのたび「静けさ」が特徴である溺死を、文字どおり静かで恐ろしい演出で表現しました。
“DROWNING DOESN’T LOOK LIKE DROWNING(リアルな溺死の瞬間はあなたが思っているようなものではない)”というインパクト抜群のキャッチコピーで、アメリカ中の保護者に向けて警鐘を鳴らした施策でした。