アフリカ大陸西端に位置する国カーボベルデでは、都市部を中心に違法な銃火器の所持が増加しており、それらが凶器となる傷害事件や殺害事件などが社会的な問題となっています。一部の事件では容疑者の自宅で製造された自作銃が用いられており、国を挙げての対策を求められています。そうした状況を受け、カーボベルデ政府は銃火器の使用や売買はもとより、所持そのものへの処罰に関連する法令を強化することを発表しました。国民一人ひとりが安心して暮らせる環境作りに向けて、同政府は「銃は人の人生を唐突に終わらせてしまう」というメッセージを視覚的に表現した啓蒙動画を公開しました。
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「お母さん今から友だちと出かけてく。」や「おはよう生徒の諸君、今日の授業は。」など、銃痕を句点に見立てることで文章が途中で途切れてしまう様子を描いた動画は話者の人生が一瞬にして終わってしまう残酷さをストレートに表現しています。

銃火器の扱いについてはアメリカなどで議論が活発にされていますが、「国民の安全を守る」という観点で厳罰化することに踏み切ったカーボベルデ政府の決断を伝える力強いクリエイティブでした。

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