近所への買い物や、肌を休ませたいときなど、すっぴんで外出しやすくなるアイテムには需要があるというところから、メガネをかけるだけでメイクをしているように見えるレンズ「メイクアップカラー」が開発されました。
レンズのカラーは、眼鏡市場のパーソナルカラーアナリストを中心とした開発チームとレンズメーカー(伊藤光学工業株式会社)が、メガネをかけた時に色味の違和感がなく、目元の悩みやメイクのマンネリを解消できることにこだわっています。開発にあたっては、アイシャドーやチークにあたる位置、色の付き方、濃度について400回にもおよぶ試作を重ねた自信作です。
もともと一部の眼鏡市場店舗で実施しているパーソナルカラー診断と組み合わせることで、自分にピッタリのレンズカラーを知ることができます。眼鏡市場のパーソナルカラー診断は、ドレープ(色布)を顔の下にあてて色の変化による顔色の移り変わりを実際に確認しながら診断してくれる本格的なもの。自分が好きな色、ではなく客観的な自分に似合う色をうまく取り入れると、健康的な印象を与えてくれるようになるほか、肌トラブルやコンプレックスをカバーしてくれる効果も期待できます。自分の肌や髪の色と調和する「似合う色」であるパーソナルカラーを知ることによって、メガネやレンズカラーを選ぶときはもちろん、洋服やメイクといった日常生活でも役立ちます。
視力の矯正や目の保護のために使用するイメージのメガネですが、カラーを入れたレンズの効果で、肌の悩みやメイクの悩みを解決し、目元の印象アップやメイクの時短アイテムと進化を遂げています。女性たちの声から生まれた「美容アイテム」レンズという、潜在的にあったニーズにしっかり寄り添い、試作を重ねたうえでの新商品は、その効果が実感できればまたたく間に市民権を得られそうです。また、本格的なパーソナルカラー診断が受けられるというのも、来店のきっかけとなる魅力的な施策です。色にとことんこだわった眼鏡市場の戦略は、さらなる施策の展開となるのか期待したいところです。