リキッドと呼ばれるフレーバー付きの液体を蒸発させてその水蒸気を楽しむ「VAPE」(電子タバコの一つ)は、日本では合法的に販売されているものの、一部の国では違法とされています。シンガポールではVAPEの使用・所持は禁じられているにもかかわらず、多くの若者が所有しており、ニコチン入りのリキッドを独自に開発するケースもあるなど、社会問題となっています。この状況を改善すべく、シンガポールの厚生省はVAPEの危険性について言及した啓蒙動画を公開。関係性を断つべき悪しき友人としてVAPEを描くことで若者へアピールしました。

心理カウンセラーの前で気持ちを吐露する若者が登場する動画は「最初はいいやつだと思っていたんだけど、最近は僕にとって悪影響だと思うようになったんだ」や「今となっては離れたくても離れてくれないんだ」など、VAPEを友人に見立ててその違法性や依存性の高さについて言及。

VAPEの危険性をストレートに訴えても若者には響かないという課題を解決するためにあえて比喩表現を使うことで、理解しやすくも関心を引くことができるような施策に仕上がっています。

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