夜、暗い部屋の中を移動する時に家具や置物が霊的な存在に見えてしまう……万国共通のあるあるな体験としてしばしば映画やドラマでも多用されるこの演出は、映像作品の中ならいいものの実際に体験して恐ろしい思いをした人もいることでしょう。そんな恐怖体験を題材に、カメラに搭載されているナイトモードを活用すれば何も怖いものなんてないというメッセージを訴求したプリント広告をサムスン電子が公開しました。

「ナイトグラフィー。これさえあれば何事もはっきりと見えます」というシンプルなキャッチコピーと、多くの人が共感できるであろう深夜の恐ろしい見間違いをテーマに制作されたビジュアルは、機能性能について深く言及せずともそのスペックの高さをわかりやすく表現することに成功しています。

本当は怖くないものが怖いものに見える共感性の高い経験と、商品そのものの性能の高さを直接的に結びつけた広告は、競合他社が多いスマートフォン業界においてサムスン製品の強みをしっかりとアピールできたと言えるでしょう。

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