もともと「Deli cafe」はクックデリの冷凍食品を毎日の献立として導入している高齢者施設に、日頃の感謝を伝える機会として企画されたものでした。コロナ禍で「感染拡大による行動制限でイベント企画が少なく、普段の生活に変化が少ない」などの外部との接点が少ないという課題に直面しているという高齢者施設の声を受け、より安心・安全に「食べる」楽しみを提供していくことをメインコンセプトにして取り組むことになりました。
・人気のあるカレーからキーマカレーとポークカレーを用意
同企画は営業や開発担当者など全社員が携わり、持ち回りで運営。メニューは、献立の新メニューやオリジナルメニューをお弁当箱に詰めたり、お皿に盛りつけたりして提供しています。入居者には施設を出てキッチンカーまで来てもらい、社員からお一人ずつ手渡ししていきます。天気が良ければ外で食事をすることができ、ちょっとしたピクニック気分も楽しめると好評で、3回目の開催につながりました。また、クックデリ社員にとっても普段会うことがない入居者の方々と直に触れ合うことができ、仕事への向き合い方ややりがいなどを感じる機会となっています。
高齢化が進む日本では、2025年に高齢化率30%に到達すると予測されており(※1)、それに伴って高齢者介護施設が増えていく見通しです。今後ますます需要が高まる中、キッチンカーで食事を提供しに出向く、というアイデアが生んだ活動は、食事を通じて、多くの高齢者の生きがいにつながり、関わる社員の士気も上げる、お手本にしたい取り組みとなりました。
・※1出典元:我が国の人口について「人口の推移、人口構造の変化」(厚生労働省)