このアプリでは、簡単なプロフィールを入力したら「コールボタン」をタップするだけで、弁護士へつながります。ただし、β版ではリアルの弁護士ではなく弁護士AI(ロボット弁護士)が窓口となり、トラブルや悩みごとを話せば無料で法的な視点からアドバイスをしてくれます。
AIにはChatGPTを採用。約100万件にものぼる法情報をベースとしたファインチューニングやプロンプトエンジニアリングの手法などを通じて高い精度での法的なアドバイスを目指しています。
18歳から69歳の男女(1,236人)に実施したアンケートでは、日本では推計で約1,610万人もの人が1年の間で何らかの法的なトラブルに巻き込まれています。ところが、そのうち実際に弁護士に法律相談(有料)をした人はわずか約15%にとどまり、85%にあたる1,369万人が法律相談(有料)をしていません(※1)。
弁護士費用への不安、そもそも何をしてくれるのか、どういった場合に相談していいのか、判断できるだけの情報にアクセスできず、法律相談のハードルが高いことが大きな原因となっています(※2)。
「Call a Lawyer」はチャットではなく、多くの方にとって身近な電話のインターフェースをもつ「通話アプリ」となっています。具合が悪くなったら救急車を呼ぶように、困りごとにはロボット弁護士をコールする、そんな新習慣が広がっていくかもしれません。
プライベートなことを相談しづらい、費用が気になる、というハードルの高さをロボット弁護士が引き下げて、弁護士を探したり、相談内容を入力したりといった手間をも省く通話アプリというアイデアは、今後あらゆるジャンルで活用される可能性を秘めています。
・※1出典元:【全国一斉アンケート調査から読み解く】弁護士を選ぶ基準と相談・依頼に対するハードルChapter.1(弁護士ドットコム)
・※2出典元:【全国一斉アンケート調査から読み解く】弁護士を選ぶ基準と相談・依頼に対するハードル Chapter.2(弁護士ドットコム)
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????「ロボットに弁護士なんて務まるはずないナリ」