「アイスブレイク」は、コミュニケーションにおいて緊張を解きほぐすための意味合いでも使われますが、動画ではそれを逆手にとって、同商品を印象付けるためにあえて気まずいシーンを描いています。
握手をしようと試みる2人の男性の様子を描いたバージョンでは、片方が手を差し出しているのに、もう1人が緊張のあまり相手の顔を撫でるという謎行動をしてしまい、「握手をすべきか、グータッチをすべきか、わたしたちにその答えはわからない。Ice Breakerはただの商品名なので」とナレーションが流れます。
共通の話題で盛り上がる男女グループの輪に入ろうとした女性のバージョンでは「内輪に入り込むということ。わたしたちは手伝えません。Ice Breakerはただの商品名なので」というナレーションと共に、股の間から顔を覗かせるシーンが映し出されます。
バーの中でハグをする男性2人組が主人公のバージョンでは「いいね……ハグか……長すぎるハグって一体どれくらいなのだろうか? それはわたしたちにもわからない。Ice Breakerはただの商品名なので」とナレーションが流れ、いつになったら離れるべきかわからなくなった様子が描かれます。
日常的に使う機会の多いフレーズを斜め上からの切り口で描くことで、商品名の認知を上げようと試みた企画でした。