現代人のライフスタイルでは、持続可能な発展が到底無理であるというメッセージを皮肉まじりに描いたもので、「もしわたしたちに77個の地球があれば、大自然は文字通り終わることがないだろう。海岸はどこまでも続き、秘境がなくなってしまうことを気にする必要もないだろう」というナレーションと、空に浮かぶ無数の地球を映しながら動画は幕を開けます。
「もしわたしたちに77個の地球があれば、好きなだけプラスチックを海に捨てても大丈夫だろう。地球の1つや2つ、なんなら10個でも無駄にできるだろう」
「いまと全く同じ生活を続けても問題ないだろう。そう、わたしたちに77個の地球があれば。実際は1つしかないこの尊い星を守る義務がわたしたちにはあるから、コロナはプラスチック廃棄量ゼロを維持し続けています」というフレーズで締めくくり、いまの人類の営みがいかに地球に負担をかけているかを具体的な数値を用いて印象的に描きました。
同時に公開されたプリント広告では、廃棄プラスチックを使って海底に作られた巨大都市が描かれており、その横には「毎年ニューヨーク市とそのものと同じ質量のプラスチックゴミが海に投棄されています」と記すなど、インパクトの強い言葉とビジュアルによって生活様式の見直しがいかに大切かを訴えました。