<極端なコスパの悪さ=敷居ばかり高くて、対して美味くもねえ名店が笑うぐらいクッソ高い>は、昭和から令和にかけて、この東京にさえ絶えたことがないので、立派な伝統だと言える。
こうした店は「有名店になりたい」「美味しいものを提供して、すべての人々、特に有名人に喜ばれたい」という欲望を持つ店主の、ある意味むちゃくちゃ健康的で、ある意味むちゃくちゃ倒錯的な欲望をセントラルドグマにして回転してきた。
ミシュランが日本に来てからは、下手に目的が明確になった上に国難が続き、景気も悪くなったんで、むしろ全方位的に趣味の良かった90年代(特に前半)ステイリッシュを、ゲスく切り崩したとも言えるが、まあたとえば寿司でいえば「あら輝」だし、和食で言えば「龍吟」である。両店とも値付けは半額が適価だ(それでも高い)。
昭和の銀座だったらトゥールダルジャンとか、洋食の煉瓦亭とか、どちらも外食文化的にはとっくに切り崩されている。<コスパ>なんて言葉がない頃から、こうした<アンチコスパの悪しき老舗>の切り崩しは、SNSなき時代の、正義の人々によって、(今では驚くべきことにだ)本名も顔も出したままの、かなりストレートな悪罵が浴びせられたもの。
コメント
コメントを書く(ID:129465295)
「こういう店は自民党文化だ」に、とてもしっくりきました。
最近の菊地さんの日記、癒し効果がヤバいです笑。
(著者)
>>12
僕、自民党がなんかキックバックでどうのこうの、いちいちアレが悪いこれが悪いとかいって文句言う人、一番幼いと思います笑。「政治をなんだと思ってるんだ」と言いたいです笑。
自民党だけじゃないけど、ああいう気持ち悪くおぞましい人々はああやって党として隔離しないと、野放しにしていたら危険ですよ笑。
(ID:30075620)
>>10
紫式部のスマホ、今週末に一気に再放送されるようです!観てみます!
あと何かでみましたが、ユースケサンタマリアさんの赤いメイクはご本人のアイデアだそうです。やるなぁ!
昔やってらしたラテンバンド、ライブ楽しかったですが、もう黒歴史なんですかね。