なんと驚いたことに2月が終わってしまった。ついこの間まで「岸辺露伴は動かない」の準備に勤しんだり、新音楽制作工房を立ち上げたりしていたと思っていたのに。
告白するけれども、実は今、学生のような気分だ。あらゆる意味で「<学者>のような気分」という方が些か正しいのだろうけれども、マインドが若々しいとうか青臭い。学生の頃は全く勉強しないやつだったんで、これはイメージになるが。
新しいバンドでカヴァーするスティーブ・コールマンの「HARMATTAN」という曲があり、シンプルな話、いわゆる「難曲」である。DCPRGで言えば「circle / line」に近く、難曲すぎて作曲者自身が1度も演奏したことがない(「circle / line」はトライはされたが完奏されなかった)。
「難曲」にも様々なリージョンがあるが、これは「多重録音の結果」と「作曲者の狂気(特に偏執性)」が結びついた形で、とてもシンプルな構造理解にかなりの時間がかかり(この件は、伝わりずらいと思うが、僕は構造読みは早い。特にリズム構造は本を読むように読めるが、和声の構造読みは音楽家平均よりも数ミリ低いぐらいである)、五線紙にぺんてるで何度もトライ&エラーを繰り返した後に(「大作家」コントみたいに、くしゃくしゃに丸めた五線紙で部屋がいっぱいになった)、実際に正しい構造読みができた時には「うわあああ!!こうなってたのかあ!!」と、学生のような気分になった。
コメント
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>>36
新しいキクチカメラ出るんですね、早とちりしてました笑 楽しみにしています。
僕もジェフ・ミルズのDJスタイルとかEQの使い方とかのインタビュー記事読んだことあるんですが、音の抜き差しにこだわりがあるんだなくらいの事しか分かりませんでした。やっぱりChanges of LifeとThe Bellsが特に好きで、さっき改めて聴いたら、頭と思い込んでた音がそうじゃなくまた驚いてます笑
ところで、フランツ・カフカの南アメリカや大西順子さんのTea TimesとSteve Colemanの曲では少しクラーベのあり方が違うように思うのですが、クラーベを演奏する時は、オーケストラの指揮的・ガイド的な感覚が強いんでしょうか?それとも打楽器的な側面が強いんでしょうか?
(著者)
>>39
おお!親近感がマシマシですね笑。コメントに関しては誤読してスンマセンでした笑、ネットとかでよくあることねコレ笑。ただ、第一には「普通にコメント書けるじゃないすか」とうこと笑、第二には、ここでの対話は、日記の内容を元手にしてください。こうちゃんはあらゆる僕の活動全てを対象にしてるから笑、そんなもん無限に書けちゃますよ笑。誰もがそれおっぱじめたら収拾つかなくなるでしょ笑、なので制限が必要なのです。垂れ流しは虚無への道です。道というか、空間ですね。道をこしらえて動きましょう。
(著者)
>>40
ジェフミルズは公式で書いてる(インタビューじゃなく)文章が宇宙理論みたいになってますね笑。ま、、それだけのことやってますけど彼は。
クラーベは効果音ではないです。道しるべなんで、M-BASEとも違う使い方をしたりもしますが、全て演奏の拍基準として叩いています(少なくとも、僕が叩く限りは)。