菊地成孔です。久しぶりで公演の煽りに出て参りました。ワタシ本人が煽りに馳せ参じるというのは、つまり券売が苦戦しているという苦笑ごとですが(苦笑)、とまれ苦戦は月曜(二日目/3月6日)のファーストセットだけです。月曜の6時半からブルーノートって、開場5時半って事でしょう、一体誰がくるんだよ!!(苦笑)という話ですが、業界の慣わしですので仕方ありません(日曜は両セットともほぼほぼフルハウスですが、まだ残席はあります)。月曜の夕方からお暇だという方は是非お越し下さい。ドレスコード等はありません。
先日、名古屋、大阪(初)と地方公演を行って参りました我々ペペトルメント・アスカラールですが、オルケスタのコンンディションは結成13年目にして最高の状態にあります。弦楽も正規楽団員として取り戻し、初の大阪公演では2セットとも満員札止め&スタンディングオベーションを頂戴するという僥倖に預りまして、まあ初めてアレを目の前で見たら驚くわな。と思う訳ですが、東京ではこないだ銀座でやったばっかり(笑)、以下、煽りの手法としては些か下品ですが、当楽団の公演は、この機を逃すと、2017年は年間を通して、あと二回しかありません。季節は、秋と年末です。今のうちに是非、御経験ください。
恒例のソムリエとのコラボ企画ですが、以下の様になっております。ワタシのチョイスによる葡萄酒の赤を、高価格帯(フランス/ボルドー)を初日と二日目で入れ替え、低価格帯(アルゼンチン/サルタ)は2日とも同じにします。あの楽団には葡萄酒の赤かカクテルしか無いですね。やはり。葡萄酒マニアの方にはどういう意図かは、自ずとご理解頂けるでしょう。葡萄酒ビギナーの方も、試しにボルドーの実力を経験されてみては?(「ラストタンゴ・イン・パリ」のガトー・バルビエリ追悼も含意し、ガブガブ飲みたい方にはアルゼンチンをお勧めします)。
<ボルドー赤(高価格帯)>
初日(日曜)
シャトー・フェリエール09 グラス¥3800/ボトル¥22000
二日目(月曜)
シャトー・グランピュイ・ラコスト グラス¥3500/ボトル¥20000
<サルタ(低価格帯)>
エステート・マルベック ボデガ・コロメ グラス¥1400/ボトル¥6500
総て、ボトルでお求めの方にはエチケットにサインさせて頂きます。さて、カクテルですが、これはワタシがまずネーミングをし、味わいの傾向を指示した上で、バーテンダーの方に作って頂きました。すげえ旨そう!!
<カクテル>
「天使の恥部」
ティオペペ(シェリー)
マンゴー、オレンジ、苺のミックスジュース
スパークリングワイン
クエルボ1800(テキーラ)
*五十嵐バーテンダーからのコメント
ティオペペをベースにマンゴー、オレンジ、ストロベリーのミックスジュースが入ったトロピカルテイストのカクテル。フロートしたアネホテキーラで、より印象的な味わいに仕上げました。
それでは、憂鬱な日曜と、憂鬱な月曜にお待ちしております。
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