na85 のコメント

>>73:叢叡世さん
 なるほど、そのように説明していただくと一理も二理もあります。滅私奉公を教師が強いてよいのは、クラスをよき共同体としてまとめ上げられた時だと思いますが、実際にはグループや個人がバラバラとなってしまったクラスの秩序維持に、運動会のクラス対抗構造を利用しているようにしか思われません。運動会中の空気が支配をやりやすくするでしょう。
 感情共有体(よき共同体)ならぬ利害調整体でしかないクラスでは「マジ」は生まれず、そこで発生するのは上位者の自画自賛と下位者への責任追及であり、統治者としての担任教師にとっては上司に管理能力をアピールする絶好の機会となり、学校全体にとってはお客様(親)のエゴを満足させるイベントを高いクオリティ―で提供するサービスの部分をアピールする機会となるわけです。
 生徒に「マジ」や「滅私奉公」を体験させたいと考えるなら、クラスの強者が弱者を助けて絆を深めるような競技や演技の形態を模索することから始める必要があります。そして普段からクラスを共同体としてまとめ上げる能力が要求されますが、この個人主義の時代に実現できるのか?と頭を抱えてしまいます。童人さんと語り合ったときも、この点は非常に悩みました。

 空気の支配の悪い部分は「迷惑をかけるな」と弱者を叩くこと na85

No.77 124ヶ月前

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