magome のコメント

>>26 ハクスリーさん 野鳥調査お疲れ様でした。近年は帰化種の増大が私の現場でも問題となっています。その一例がアメリカザリガニでこれが大発生するとザリガニが植え付けた稲を倒してしまうか、抜いてしまうので一度田圃を見ず貫させてザリガニを移動、または死滅させて、再度田植えをしなければならなくなります。また、私が訪れている田圃ではワニガメの子亀が発見されました。長い尻尾とひっこめない首で小さくてもすぐにわかります。
 これら帰化種が猛勢を振っている原因の一つには潜在自然植生に基づく、原生林(鎮守の森)の減少と単一植生による荒廃林の増加における地質や生態系の変化と、排水及び、水道水の急速薬品濾過の普及が揚げられます。さらには近代農法による化学肥料と農薬の使用と河口堰や堤防、ダムの過剰増築が揚げられます。これまでは、原生林や林業の継続と農薬や化学肥料を使わない稲作が水の自然濾過の役割をはたしていて、水質も外来種に合わずに例え、外来種の侵入を許したとしても爆発的に繁殖することはありませんでした。所が、一次産業の急速な変化が水質を激変させ、外来種に適用した水質に変えてしまったのです。これは魚介類が激減した日本沿岸の海域も同じです。
 これらを防止するために岩澤方式の不耕起農法、または木村式自然農法による水質の自然浄化を果たさせるとともに、宮脇方式による潜在自然植生による原生林の復活によって帰化種を一蹴させて生態系を回復させることなのです。特に潜在自然植生は一坪で一人でもできることから、今後の生態系を維持させるためには必須の植樹となることは間違いありません。事実、宮脇方式による潜在自然植生に基づく植樹によって育った森には外来種はまったくと言っていいほど存在していません。これは植物に限らず、生物でも同じ結果だと思われます。
 私の田んぼ周辺でもサシバが飛んでいます。恐らくは餌となるカエルなどの小動物が豊富だからなのでしょう。それと、靖国神社では桜ばかりが注目されますが、神社北西には遺族会や戦友会などが植えた鎮守の森があり、これらの常緑広葉樹は年中、見事に青々と茂っては見事な花を咲かせています。靖国神社で馬鹿騒ぎする暇があるんだったら、靖国神社の鎮守の森を他に植樹して、防災という國防に貢献しては如何か?

No.85 128ヶ月前

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