>>292 諫議大夫さん 実は私もご飯やパンを食べながらうどんを連想するというなんだか複雑な食事時間を過ごしていました。 >>293 na85さん 粉物の中心を占めるのが小麦であることに変わりはありませんが、粉物にはそば粉や米粉、片栗粉なども含まれますので一概に小麦粉に限定するわけではありません。しかし、問題は米以外の、小麦粉を含む五穀である蚕、麦、粟、大豆、小豆の全て海外に依存しているという現状にあると思います。現に、不耕起栽培の創始者である岩澤信夫も寒冷に強い稲を育て、生態系活性化と水の浄化を助ける不耕起田圃を指導する傍ら、農薬も除草剤も使わずに慣行よりも2~3倍の収穫量がある、へそ曲り大豆栽培も指導していました。 これは大豆と米、塩、そして水が、日本人が生きていくうえで最低限の食材であることを証明しています。そして、全国区に広げる場合、それが米や大豆ではなく、他の穀類に変わるのだと思います。食料確保はまず、五穀、塩、水からだと思います。 また、新米のように、これら穀類にも新物があり、おなじ加工品でも新物は味が違うことからこれら五穀を充実させることによって新物などで差別化を図り、地域特色の名産品にもつなげていけると思います。 >>295 こいらさん 関東一帯を見渡せば埼玉から山梨にかけては小麦粉の消費量が多く、埼玉はうどんが中心となり、山梨にはほうとうといううどん料理が有名です。そして、長野は標高が高くそば粉の名産地ですが、麺にするのではなく、どちらかというと、蕎麦掻やそば粉を使った料理が盛んで、当然、東京よりもそば粉料理は発展しています。東京は最初、うどんが盛んに食べられていましたが、うどんだけでは消費量が間に合わないので蕎麦を使うようになったという歴史がありまして、最初は埼玉や山梨から仕入れていた小麦粉をこんどはさらに遠く、信州から蕎麦を取り寄せてたということだと思います。 一方、千葉や茨城は東京と同じく元々は湿地帯で、そのために米の生産に向いていたことから米中心となっています。一方で九州では宮崎県を含む一部地域を除いては淡水魚を全く使わないそうですが、関東では場所によっては淡水魚の利用が盛んで、信州から山梨、埼玉、茨城の内陸部では淡水魚料理が盛んで、鯉やフナ、川エビが盛んに使われ、東京でも佃煮の材料として重宝されています。また、千葉でも利根川などで取れるウナギが坂東太郎という名物となっています。また、淡水魚をあまり消費しない東京都でもワカサギやニジマスなどの淡水魚が普通に売られていたりします。 山地と平地、湿地で消費される穀類などの食物が自然と差別化され、結局はこれが地域特色の郷土料理を作ってきたのだと思います。
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>>292 諫議大夫さん 実は私もご飯やパンを食べながらうどんを連想するというなんだか複雑な食事時間を過ごしていました。
>>293 na85さん 粉物の中心を占めるのが小麦であることに変わりはありませんが、粉物にはそば粉や米粉、片栗粉なども含まれますので一概に小麦粉に限定するわけではありません。しかし、問題は米以外の、小麦粉を含む五穀である蚕、麦、粟、大豆、小豆の全て海外に依存しているという現状にあると思います。現に、不耕起栽培の創始者である岩澤信夫も寒冷に強い稲を育て、生態系活性化と水の浄化を助ける不耕起田圃を指導する傍ら、農薬も除草剤も使わずに慣行よりも2~3倍の収穫量がある、へそ曲り大豆栽培も指導していました。
これは大豆と米、塩、そして水が、日本人が生きていくうえで最低限の食材であることを証明しています。そして、全国区に広げる場合、それが米や大豆ではなく、他の穀類に変わるのだと思います。食料確保はまず、五穀、塩、水からだと思います。
また、新米のように、これら穀類にも新物があり、おなじ加工品でも新物は味が違うことからこれら五穀を充実させることによって新物などで差別化を図り、地域特色の名産品にもつなげていけると思います。
>>295 こいらさん 関東一帯を見渡せば埼玉から山梨にかけては小麦粉の消費量が多く、埼玉はうどんが中心となり、山梨にはほうとうといううどん料理が有名です。そして、長野は標高が高くそば粉の名産地ですが、麺にするのではなく、どちらかというと、蕎麦掻やそば粉を使った料理が盛んで、当然、東京よりもそば粉料理は発展しています。東京は最初、うどんが盛んに食べられていましたが、うどんだけでは消費量が間に合わないので蕎麦を使うようになったという歴史がありまして、最初は埼玉や山梨から仕入れていた小麦粉をこんどはさらに遠く、信州から蕎麦を取り寄せてたということだと思います。
一方、千葉や茨城は東京と同じく元々は湿地帯で、そのために米の生産に向いていたことから米中心となっています。一方で九州では宮崎県を含む一部地域を除いては淡水魚を全く使わないそうですが、関東では場所によっては淡水魚の利用が盛んで、信州から山梨、埼玉、茨城の内陸部では淡水魚料理が盛んで、鯉やフナ、川エビが盛んに使われ、東京でも佃煮の材料として重宝されています。また、千葉でも利根川などで取れるウナギが坂東太郎という名物となっています。また、淡水魚をあまり消費しない東京都でもワカサギやニジマスなどの淡水魚が普通に売られていたりします。
山地と平地、湿地で消費される穀類などの食物が自然と差別化され、結局はこれが地域特色の郷土料理を作ってきたのだと思います。