magome のコメント

>>158 こいらさん お勧めの本、さっそく手に取っていただきありがとうございます。実は、本書の一部には以前から鹿児島県の阿久根市で地元再生のために奮闘している友人が主張していた内容をより詳細に分析した箇所が見られるのです。そして、祭りですが、都市部でも地下鉄などの広告にまず出すのが区内や沿線で行われる祭りであることから、祭りによる人賑わいに多くの人々が求めているということでもあるのです。
 実は欧米はこの一見矛盾する両極性を時代の流れに合わせて使うことにたけていて、島国根性の日本は一極性になりやすいという指摘が本書でも記されていました。事実、大東亜戦争でも米英が熟練工などの職人を工業生産の中心において武器の大量生産と品質維持に努めたのに対し、日本は大量生産の中に熟練工を一労働者と見なして徴兵制などで取り除き、武器の生産量と品質が大幅に低下して前線の兵士に大きな影響を残しました。これは熟練が必須となる飛行操縦員などの兵員でも同じです。当然、あらゆる交渉でも欧米はこれら両局面を抱え込んでいることは当然と考えなければいけないのです。
 例えば、戦前、米国が支那への門徒解放を訴えた反面、自国の植民地への門徒解放を行わなかったように。話はそれますが、私の周囲ではTPPを第二の捕鯨モラトリアムと指摘する方々がいまして、捕鯨モラトリアムが叫ばれているときは太平洋遠洋漁業で捕鯨の分も水揚げ高が賄えると水産業界では頻りに叫ばれていました。これはTPPでも日本農業が十分に競争できるといっている人と似通っています。所が、捕鯨モラトリアムが採択されるとさっそく、200海里協定が提出されて結ばされて外国の海域での漁業権は一方的に放棄されてしまい、結局は日本の水産業界が期待していた太平洋遠洋漁業も結局は封じ込められて水産外交は全面敗北してしまいました。TPPで、米国が同じ手を使わないと誰が保障できるのでしょうかね?
いい加減、日本も二面性、二極性の有用性について気が付いてほしいと思います。

それと、今週号の女性セブンに「皇太子妃雅子さま 郡山仮設住宅ご訪問で「300万円舗装道路」!?」という記事が載っていて、仮設住宅をご訪問された皇太子御夫妻に仮設住宅の住民が喜んでいたが、長年、舗装されていなかった砂利道がこの御訪問に合わせて舗装されたから住民は素直に喜べなかったという内容が書かれていました。
結果として道路が舗装されて改善されたからこれは感謝すべき内容なのに、なんで、「複雑な気持ち」と皇室のせいであるかのように書くのかその神経が解りません。これでは、極左の皇室に対する攻撃と変わりませんし、女性セブンは極左に支援されて、支配されているのでしょうか?

No.169 136ヶ月前

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