magome のコメント

>>84 daiさん、
自転車で通う風俗業の従業員とはなんともさみしい風景で。普通ならば深夜まで働いてタクシーでの送り迎えが付き物と思っていましたが、それがもはや、架空の話になろうとは、もはや、東京の荒波は九州まで伸びていることを認識させられてしまいます。
それにしても、na85さんが詳細に書いてくださったので、私が書き込む必要もなくなりました。追加するとすれば、幕府の場合、幕府による性風俗の取り締まりには当時の不治の病であった性病、梅毒の蔓延を考慮している部分がありました。もちろん、武士による朱子学の普及と庶民による陽明学の普及による道徳における認識の違いもありましたが。当時は今と違い、高い自治権もありましたから、性風俗に対する直接的な厳しい取り締まりが出来ず、よって、取締りの対象を風呂屋の混浴や春画などの取締りに乗り出したのです。また、これら性風俗の取り締まりには幕府管轄の遊郭である吉原の客離れによる性病の蔓延という危険性もありました。もちろん、当時としては前例のないことなので、その結果はna85さんが指摘している通り、思わしくもない結果となったことから、歴史を教訓にしてこのような取り締まりはあってはならないことは言うまでもありません。
この結果からすれば現在の石原氏、猪瀬氏による性風俗や娯楽産業の取り締まりには江戸時代における不治の性病が蔓延する危険性が皆無であることから江戸幕府による性風俗の取り締まりとは次元が違うものだと断言します。また、戦時中における娯楽の規制と取り締まりは自治や同業組合による自主規制が大半を占めていたものの、第一次世界大戦から始まる全面戦争の延長線上にあり、当時の戦争遂行による軍事技術や世界情勢の都合によって行われていた規制であり、これも現在とは世界の情勢や戦争形態も全く違っていることから石原氏や猪瀬氏が行おうとしている娯楽産業の規制や取締りは現在においては何の意味もなしえません。
よって、石原氏や猪瀬氏が行おうとしている娯楽産業の規制や取締りは戦時下の娯楽産業規制を否定する左翼やサヨクに対する反発という私欲以外の何物でもないわけです。こんな規制がオリンピックを名目に執行されようものなら日本文化の衰退を招き、グローバル産業という病を蔓延させて左翼やサヨクの力を増大させるだけの愚策以外の何物でもないという結果になるわけです。
>>87 na85さん。詳細な説明ありがとうございます。さっそく、また興味ある書物を紹介してくださり、ありがとうございます。さっそく、「里山資本主義」の購入を検討してみます。

本日はライジング配信日ですよみなさん!

No.88 136ヶ月前

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