KAZU のコメント

>>154

 基礎医学研究者さん

 はじめまして。都内の医療機関で呼吸器内科医として働いている医師です。人工呼吸器の件についてですが、人工呼吸器による治療は肺炎などの呼吸器系疾患、循環器系疾患、脳神経系の急性期で使用する人工呼吸器治療と、ALSなどの慢性経過による人工呼吸器治療では、同じ人工呼吸器管理ですが治療内容が異なってきます。この違いは人工呼吸器に対する対応というよりはそれに付随する疾患管理となります。いま、日本にある人工呼吸器対応可能な病床などは急性期疾患の人工呼吸器対応可能な病床と慢性期の人工呼吸器対応可能病床を合わせて発表している者と思われますので、特に慢性期の人工呼吸器対応しかできない医療機関ではなかなか急性期疾患の人工呼吸器対応を診療しなさいと言うのは困難です。

 しかし、ふぇいさんのおっしゃるように、感染症法の感染症分類が1類から5類まであって、1類と2類は指定医療機関しか診療できないという縛りがあり、新型コロナウイルス感染症がいわゆる2類感染症対応となっているので、行政側の要請で指定医療機関でなくても診療できますが、新型コロナウイルス感染症患者さんの診療を断ってもよい口実にされている以上は少なくとも一般医療機関で診療を想定している3類もしくは5類感染症に変更するしかなく、その中で特定の職業の就労制限や、(必要ないと思いますが)施設内の消毒が保健所などの行政が行える3類感染症(O-157などの病原性大腸菌やコレラなど。経口感染がメインの疾患です。)に変更することが得策と考えます。一般医療機関で診療が想定されると、おそらく対応できる病床数は感覚ですがざっと1.5倍ぐらいは増えるかと思います。

 あと、これは僕個人の見解ですが、医師はもともと尊敬され、あまり他者からダメ出しを受けたり批判にさらされることに慣れていない人が多いのか、自分の考えや認識を柔軟に変えることが難しく、逆に意固地になってしまい一切協力しないという人が比較的多い気がします。そうなるといきなり5類感染症に変更します、とトップダウンで決めて対応を迫ると、ふぇいさんの様な医療従事者としてしっかりとしたプロ意識がある方ばかりではないので、何だかんだ言って診療拒否されてあまり事態が改善しない可能性があります。意外に医師のプライドを損ねないで診療させる方向にもっていくのは難しいですが、たいていは報酬である程度は解決できますので、おだてて報酬をあげて対応させるのが得策だと思います。それがいいことだとは思いませんが、現実的にはこの対応が奏功しそうな気がします。

No.266 6ヶ月前

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