つぼきち のコメント

>>186希蝶さま、御指名感謝いたします。
ライジングとは関係ない内容ですが、図書館について理解いただきたいので、
スタッフの皆様、少し間借りさせていただきます。

まず、図書館の本を無くした場合、あくまでもうちの図書館では、現物弁済か弁償が普通です。
現物弁済というのは、同じ本を買って返してもらうことです。
ですので、うちの図書館では、現物弁済された希蝶さまの行為は公益です。

ただ、ランガナータンの五原則にもありますが、「図書館は成長する有機体」です。
国立国会図書館のようにすべての出版物を保存する図書館と違い、
公共図書館では、保存場所が狭かったりする場合や、
科学的にデータが古い資料(冥王星が惑星だった時代の本などは間違った情報を利用者に届けるおそれがあるため)
などは除籍する場合があります。
また、小さい図書館は都道府県の図書館と連係しているので、古い貴重な資料は、都道府県立図書館に
集めてもらったりして、それを相互に貸し借りして、利用者に手渡したりします。
つまり自館で所有する必要が無かったりします。

その判断を図書館司書が行いますが、政治などの本を選書する場合は緊張します。
正しい選書の目を養うために私もライジングを読んでいます。

今、終活という高齢者が、身辺整理をはじめる行動が称賛されていますが、
この終活で古い本を大量に図書館に持ってくる老人がたまにいます。
どれだけ想いれがある本でも、図書館側の判断でゴミと判断せざるものもあります。

あくまでも私の勤務する図書館ですが、寄贈される本は、すべてどう処理しても構わない旨
確認してからお預かりしています。捨てられては困るという本は絶対受け付けません。

おそらく、希蝶さまを対応された図書館員はそこをしっかり伝えなかったのだと思います。
残酷なようですが、私の勤務している図書館では、たとえ怒鳴られようと、利用者に
寄贈の際は、しっかりそこを確認します。

No.192 48ヶ月前

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