M.O のコメント

>>74
>そしてJR西日本! 職務怠慢です。

それはちょっと言い過ぎではないですか?
長年、大阪に住んでいる人間としては、JR西日本は普段からちょっとした大雨や強風でもダイヤが乱れたり、一時的な運休が発生するのをよく知っています。
これは体感的に、福知山線の脱線事故以降から顕著になったような気がします。
「安全基準」のレベルが大きく引き上げられた可能性はあります。

公共交通機関としては、乗客の安全が第一にすべき基準であり、乗客の利便性はその次です。
安全以上に優先される基準など有り得ません。
「職務怠慢」というのは、むしろ安全をおろそかにして、利便性や利益ばかりを追求する態度です。

でも、もうちょっとギリギリのレベルで運行しても、安全はおろそかにはならないのでは? とお思いでしょう。
こればかりはJRの内規に関する事なので分かりませんので、私自身の推測です。
私は某テーマパークに勤務していますが、ちょっとした天候の変化により、お客様が楽しみにされているイベントが中止になる場面をしょっちゅう目にしています。
実際にまだ雨が降っていなくとも、「雨天の予報」が発表されるだけで、中止がアナウンスされます。
お客様としては、ギリギリまで決定を先送りして、イベントの3分の1だけでもやってくれれば、と感じられることでしょう。
でも、それは不可能です。
多くの人員が裏で動いており、その上で「安全」を最優先(これは従業員の安全も含まれます)させるとなると、そんな小回りが必要とされる対応など、現場が混乱するだけです。
情報が錯綜し、お客様にミスインフォがもたらされるとなると最悪です。
時と場合によりますが、「0か1か」という潔い判断を下すことが最善であるケースは、ままあると思います。

そういったことを考えた上で、企業としての方針をどうとるのか、ということでしょう。
今回の一件において、JR西日本は「怠慢」でもなければ「企業としてダメ」でもありません。
私鉄が動いているのに、と比較するのも全く無意味。
その私鉄が事故を起こさなかったことが、運が良かっただけ、という可能性もありうるからです。
「未然に防ぐ」ことが可能な限り実現できたというのに、それを非難するというのは、さすがに利用者のワガママだと思います。

No.79 76ヶ月前

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