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――2016年PLANETSの所信表明
(毎週金曜配信「宇野常寛の対話と講義録」)
――2016年PLANETSの所信表明
(毎週金曜配信「宇野常寛の対話と講義録」)
☆ ほぼ日刊惑星開発委員会 ☆
2016.1.8 vol.490
2016年最初の「宇野常寛の対話と講義録」は、今年のPLANETSの活動についての所信表明です。水面下で進行している尾原和啓さんや落合陽一さんの新連載の情報。グローバル文脈を踏まえた戦後ロボットアニメ論の目論見。そして、これからのPLANETSが目指すメディアとしてのあり方について徹底的に語りました。
明けましておめでとうございます。
昨年2015年は、PLANETSチャンネルの会員数も順調に伸びて、非常に多くの方にメールマガジンを読んでもらえた1年になりました。
新たに2016年を迎えるにあたって、昨年の成果を踏まえつつ、これからのPLANETSのメルマガの活動について紹介していきたいと思います。
■ 2016年のメルマガの新展開
2015年の大きなトピックとして、メルマガから生まれた2つの書籍――尾原和啓さんの『ザ・プラットフォーム』と、落合陽一さんの『魔法の世紀』の刊行がありましたが、この2人には引き続き、PLANETSのコアメンバーとして大いに活躍してもらう予定です。
尾原さんは、Googleや楽天といった日米のITコングロマリットの要職を歴任してきましたが、その彼が考える仕事術、経済論、社会論、人生哲学といった要素をまとめた本を作れないかという相談をしています。
最近の尾原さんは政府関係の仕事にも携わっていますが、その活動も踏まえた上で、彼が考える情報社会や世界経済の未来像、この先の情報社会や世界経済の未来予測から、今の日本社会に生きる若い人たちがどう生きるべきかの指南、最終的には社会に対してのマニフェストになるような本を構想しています。
1980年代から文学や思想の言葉では社会像が描きにくくなり、心理学や社会学に取って代わったのが90年代でしたが、今ではそれすら影響力を持たなくなりました。あえて今、読書人から軽蔑されてきた自己啓発や人生論的ビジネス書の語り口を採用することで、普通に働いてる人にも届くような、総合的な社会像の描写を試みたいと考えています。
落合陽一さんは、昨年末に発売された書籍『魔法の世紀』が好評で、非常に手応えを感じています。『魔法の世紀』は、研究者であり芸術家でもある落合さんのエッセンスを凝縮した理論書ですが、一部の読者からは「もう少しやさしく噛み砕いた説明が欲しい」という要望も上がっています。そこで、『魔法の世紀』の内容を、著者自らが解説するインターネット公開授業を1月から開講していきます。
さらに次の連載の打ち合わせも既に始まっています。『魔法の世紀』をより社会論に寄せた論考、具体的には彼の考える「魔法の世紀」、つまりデジタルネイチャーが実現した後で、この社会はどうなっていくのかをシミュレートするような内容を考えています。『魔法の世紀』のような論文調ではなく、SFアニメやSF映画の設定資料集のようなスタイルの作品になる予定です。
もう1人、重要人物として挙げたいのが、ニッポン放送アナウンサーの吉田尚記さんです。彼とは昨年も文化状況について論じる仕事を一緒にしてきましたが、実は半年ほど前から、僕と吉田さんを中心に、PLANETSとは別の全く新しいプロジェクトが進んでいます。いくつかの企業を巻き込んで実際にコンテンツを作る計画で、複数人によるチーム体制で取り組んでいるところです。
もちろん、PLANETSのイベントやメルマガにも登場予定です。彼と僕は同世代ですが、我々が当事者として通過してきた80年代から90年代、00年代までの作品を徹底的に論じ合うような企画をやってみたい。過去のサブカルチャーの名作について語る番組を考えています。
■ 自動車と予防医学から考える新世紀論
メールマガジンの他の連載も、これまで通り力を入れていきます。その中でも特に注目してもらいたいのが、根津孝太さんの『カーデザインの20世紀』と、石川善樹さんの『〈思想〉としての予防医学』です。これは今、僕が最も面白いと思っている連載の2トップです。
おそらく僕たちが生きている間に、自動車は自動運転とスマートカー化で大きく変貌する。そしてこの変化はモータリゼーションの浸透以上のインパクトを社会に与えるはずです。移動時間をネットワークに接続された個室で過ごすことができるようになると、都市生活者のライフスタイルは激変するし、自動車が「運転」するものでなくなることは、地理感覚を大きく変貌させることになる。こういった問題を考えるためにも、自動車文化についてこれまでとは違ったかたちで考えることが必要だとずっと思っていて、免許もないくせにここ数年、個人的に「自動車」についてよく考えているんですよ。そのきっかけになったのが、日本を代表するカーデザイナーの一人、根津孝太さんとの出会いですね。
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