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本日は大好評の稲田豊史さんによるドラえもん論『ドラがたり』の第2回をお届けします! 今回のテーマは「のび太系男子の闇」。元々「人格的にもアウト」ですらあったのび太というキャラクターが、「残念だけど優しくていい奴」というイメージへと変わっていったのはなぜなのか? 今回配信の前編では、時系列を追いながらのび太イメージの成立過程を読み解きます。
▼執筆者プロフィール
稲田豊史(いなだ・とよし)
編集者/ライター。キネマ旬報社でDVD業界誌編集長、書籍編集者を経て2013年にフリーランス。『セーラームーン世代の社会論』(単著)、『ヤンキーマンガガイドブック』(企画・編集)、『ヤンキー経済 消費の主役・新保守層の正体』(構成/原田曜平・著)、評論誌『PLANETS』『あまちゃんメモリーズ』(共同編集)。その他の編集担当書籍は、『団地団~ベランダから見渡す映画論~』(大山顕、佐藤大、速水健朗・著)、『成熟という檻「魔法少女まどか☆マギカ」論』(山川賢一・著)、『全方位型お笑いマガジン「コメ旬」』など。「サイゾー」「アニメビジエンス」などで執筆中。http://inadatoyoshi.com
▼関連記事
● のび太は人格的にもアウト
『ドラえもん』の準主役、否、考え方によっては主役と呼んでも差し支えないのが、野比のび太である。勉強も運動も苦手な、怠け者で弱虫の小学生。意志が弱く、すぐ人に頼ろうとする。残念な子供の典型だ。
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