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月曜ナビゲーター・宇野常寛 J-WAVE「THE HANGOUT」4月20日放送書き起こし! ☆ ほぼ日刊惑星開発委員会 vol.312 ☆

2015/04/27 07:00 投稿

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  • ほぼ日刊惑星開発委員会
  • 宇野常寛
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月曜ナビゲーター・宇野常寛
J-WAVE「THE HANGOUT」
4月20日放送書き起こし!
☆ ほぼ日刊惑星開発委員会 ☆
2015.4.27 vol.312

大好評放送中! 宇野常寛がナビゲーターをつとめるJ-WAVE「THE HANGOUT」月曜日。ほぼ惑月曜日は、前週分のラジオ書き起こしダイジェストをお届けします!

 
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■オープニングトーク
 
宇野 時刻は午後11時30分を回りました。みなさんこんばんは、評論家の宇野常寛です。今日はスペシャルウィークということで、ジブリ特集で送りいたします。スタジオジブリというのは、30年ちかく、日本の国民的アニメスタジオの位置を占めてきたわけなんですが、おかげで誰もがジブリの映画についての思い出があるんじゃないかと思います。僕もいろいろ思い出がありますね。最初にジブリアニメを観たのは家族で観に行った『天空の城ラピュタ』でした。まさに、宮﨑駿さんの個人スタジオだった二馬力という会社が、ちょうどジブリになっていく頃の作品ですね。あとは、高校時代のルームメイトの中村くんと『耳をすませば』を観に行きましたね。たぶん、僕がはじめて自分でお金を払って観たジブリ作品でした。

大人になった今でこそ別の感想がありますけれど、当時の僕は『耳をすませば』は偽善くさくて説教くさくて、かなり嫌いでしたね。映画の中で、ヒロインの雫ちゃんに向かって相手役の聖司くんが「今の日本はカントリーロードではなく、資本主義に毒されたコンクリートロードしかないじゃないか」みたいなことを言うシーンがあるんですよね。もちろんこんな言い方はしていないですけど、でもまあそんな意味のことを言うわけですよ。そして、こう続けるんです。「でもそれでいいじゃないか、この汚れた世界を受け入れて強く生きていこうよ」的なことをね。これ、当時の僕は「うざいなあ」と思いましたね。「コンクリートロードでもいい」じゃなくて「コンクリートロードだからいい」に決まってるじゃんと、当時の僕は明確に思っていましたね。
 

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