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第12回  チームC、Cヲタについて

前述の篠田麻里子にも関連することであるが、やはりこのことは語っておきたいと思う。AKBヲタの中でそれほど存在を認知されることはなかったが、しかし確実にそこに存在していたムーブメントについて。それはチームC、Cヲタの存在についてだ。
Cとはもちろんカフェのこと。AKB48劇場に併設していたカフェ(48'cafe)で、劇場がOPENしている間、ジュースやアイス、軽食を注文しテーブルで食べたりすることができた。そこで篠田麻里子が働いていたことは有名な話であるが、チームKの大堀恵、また4期研究生としてデビューする小原春香もそこで働いていた経験がある。当時のカフェの店員はAKB48のメンバーになりたい人が働く場所、という認識であったらしい。そして、そこで働いている子をカフェっ娘と言った。つまりはその子たちをアイドルと見立て、チームA、チームKなどの呼称にちなんでチームCと名づけ、さらにはその子たちのファンのことをCヲタと半ば自嘲気味に名づけて遊んでいたのだ。

AKB48劇場が始まった当初からCヲタはいたという。カフェっ子のヲタなどAKBヲタにあらずという風潮はあったが、しかし確実にAKBの歴史において無視はできない存在であると個人的には思う。今回はぼくの古くからのヲタ友であり爆笑必至な2人のCヲタを紹介したいと思う。

一人目はN氏。2005年12月8日、彼は秋葉原ドン・キホーテ8階にいたのである。しかし劇場には入らなかった。得体の知れぬアイドルグループにお金を払って公演を見るほどではなかったのだろう。しかし次の日もその次の日も毎日劇場に足を運ぶことになる。何故ならそこにカフェっ子がいたからであった。