☆ メルマガPLANETS vol.43 ☆
~来週は、徹底評論『風立ちぬ』!~
発行:PLANETS 2013.7.26 (毎週金曜日発行)
http://wakusei2nd.com
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こんにちは。PLANETS編集部・秘書A子です。
今週の金曜日も、「メルマガPLANETS」をお送り致します。
そろそろネットでも感想が増えてきましたね~。
皆さま、ジブリ最新作『風立ちぬ』はご覧になりましたでしょうか?
弊誌は宇野はもちろん、副編・中川さんも中の人・V3くんも今週観たらしいのですが
A子はまだ観に行かれていません……
今夜、退勤後に映画館に駆け込みたいと思います!
何かこう、難病女子っていうか、レイプファンタジーっていうか、
フェミ的なアレがコレしてるとかいう噂を聞き、
あと実父(57)が観てむせび泣いた、とかいう噂も聞き、
嫌な予感がしつつも、がんばって観に行ってきます。
何故なら……来週木曜日には、こちらのイベントがあるからですよ。
▽8/1(木)20:30~「プレ・母性のディストピア」テーマ:宮崎駿
上記は生放送へのリンクですが、まだ会場での観覧もチケットあります!
今回は(も?)かなり遠慮なしにぶっこんだ内容になると思うので、
生観覧大推奨!です。質問なども直接できますしね。
▽チケットの購入はこちらから
http://wakusei2nd.com/archives/2369
夏の盛りに、挨拶がわりに「ジブリの新しいやつ見た?」ときいてくる、
同僚/クラスメイトに差をつけちゃおう!
★★★
2013年夏。冷やし中華はじめました、ならぬ、
電子書籍はじめました。
300円のお得な価格で、ご興味のある記事を選んでどうぞ。
▽日本的想像力と「新しい人間性」のゆくえ
井上明人×猪子寿之×宇野常寛×濱野智史
▽いま東京と東京論を問い直す――首都機能から考える21世紀日本
門脇耕三×中川大地×速水健朗×藤村龍至+宇野常寛
▽食べログの研究――レビューサイトがもたらした「食文化」と「都市」の風景
川口いしや
「これもKindle版出してよー!」というご要望も、常時募集中です。
「宇野さんにこの作品について語ってほしい!」
「メルマガのこの連載がKindle版でまとめられたら読む」
などなど、ご要望がありましたらどしどしお便り下さい!
http://ch.nicovideo.jp/wakusei2nd/letter
それでは今週も高田馬場からお送りします、
今号のコンテンツはこちら↓
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├○ メルマガPLANETS vol.43:2013.7.26
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├○ 01.【特別掲載】嶋浩一郎×宇野常寛
├○ 本と雑誌と本屋の未来
├○ 第7回 太田克史と中條寿子
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├○ 02.【批評】中川大地
├○ 中川大地の現代ゲーム全史[日本編]
├○ 第12回 ファミコン登場の背景――日米テレビゲーム市場の明暗
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├○ 03.【ルポルタージュ】稲垣知郎+濱野智史
├○ ちろうのAKB体験記
├○ 第28回 初めての握手、さっしー編
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├○ 04.【インタビュー】この人のこの話がききたい
├○ 7月のこの人:根津孝太さん(znug design)
├○ 第4回 ミニ四駆から考える、「かまって」あげないといけないクルマの魅力
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├○ 05.【ノンフィクション】武本弦
├○ 震災離婚
├○ 第16回 ゴーイング・マイホーム
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├○ 06.【過去原稿】今週のお蔵出し
├○ 7/19のお蔵出し:政治(戦争)と文学(一人の女)
├○ (初出:「中央公論」2013年3月号)
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├○ 07.【食べ歩き】
├○ 秘書A子の馬場ランチグルメ
├○ 馬場グルメ十五軒目:石庫門 高田馬場店
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├○ 08.【リアルタイムレビュー】中川大地
├○ じぇじぇじぇ!!('jjj’)『あまちゃん』日記
├○ 第16週 「おらのママに歴史あり2」
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├○ 09.【告知】今週のスケジュール
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├○ 10. 編集後記&次回予告
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※一部の連載記事については、
「メルマガPLANETS vol.42」からの続きとなっております。
▼「vol.42」へのリンクはこちらです。
http://ch.nicovideo.jp/wakusei2nd/blomaga/ar292328
未読の方は併せてお楽しみ下さい!
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┗■ 01.【特別掲載】本と雑誌と本屋の未来
嶋浩一郎×宇野常寛
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▼本コンテンツは連載です。前回記事はこちら
http://ch.nicovideo.jp/wakusei2nd/blomaga/ar292328
第7回 太田克史と中條寿子
宇野 それで、今まで話していたのは80年代90年代のいわゆる雑誌、つまり、雑誌というものが人々のライフスタイルというものを提案する力があって、こういう雑誌を買っていると私はいい文化生活を送ることができるんじゃないかという幻想を与えていた頃の雑誌の終わりというか、軟着陸とその失敗の歴史と困難を語ってきたわけです。今まで挙げてきた雑誌というのは一見専門誌のように見えて、じつはある種の総合誌、自分の文化を通じてこんなライフスタイルを取っている私達ってカッコイイでしょうという物語をちゃんと与えていた雑誌なんです。それが時代の変化に伴って難しくなっていったという話なんです。ところが、ゼロ年代に生まれて力を獲得した雑誌って違うんです。
僕はゼロ年代を代表する雑誌編集者は、太田克史と中條寿子だと思うんです。「ファウスト」っていうのは簡単に言えばライトノベル誌ですね。これは2003年とかそこら辺の創刊でしたが、これは非常に衝撃的だった。つまり、インターネットの、エヴァンゲリオンの影響を受けた純文学とライトノベルの合いの子みたいなものを好きな人達をターゲットにしているんです。講談社ノベルスっていうミステリの流れや、エヴァやエロゲーの影響を受けたセカイ系と言われるようなライトノベルなど、複雑な文脈を持った作品を特集するっていう雑誌なんです。そんなニッチな所で雑誌が成立するわけ無いだろと言われたんですけど、2万とか3万とか出てるんですよ。小説誌って実売は2,000部とか3,000部とかがざらの世界なので、「ファウスト」の登場は非常にショッキングでした。
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