おはようございます、PLANETS編集部です。
3月も中旬を過ぎ、ちらほらと桜の花を見かけるようになりました。新たな季節のはじまりとともに、PLANETSのコンテンツが皆さんの知見を広げられるきっかけになれば幸いです……!
さて、今朝は今週のDaily PLANETSで配信した4本の記事のハイライトと、これから配信予定の動画コンテンツの配信の概要をご紹介します。
今週のハイライト
3/15(月)【連載】テレビドラマクロニクル(1995→2010)〈リニューアル配信〉
2000年代の宮藤官九郎(1)『木更津キャッツアイ』が成し遂げたドラマ史の転換|成馬零一
ドラマ評論家の成馬零一さんが、時代を象徴する3人のドラマ脚本家の作品たちを通じて、1990年代から現在までの日本社会の精神史を浮き彫りにしていく人気連載『テレビドラマクロニクル(1995→2010)』を改訂・リニューアル配信。
今回は、宮藤官九郎編の初期の代表作『木更津キャッツアイ』を取り上げました。「地元」と「普通」を主題にした本作は、一部の識者からバブル批判の文脈で称賛されます。しかし、そこで本当に描かれていたのは、均質化した郊外と「普通」すら困難になりつつある時代の訪れでした。
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本連載を元に、2020年に至るまでの新章を大幅加筆した最新刊『テレビドラマクロニクル 1990→2020』が、特別電子書籍+オンライン講義全3回つき先行販売中です!
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3/16(火)【連載】消極性デザインが社会を変える。まずは、あなたの生活を変える。
第21回 リモートコミュニケーションをハックする|簗瀨洋平・消極性研究会 SIGSHY
消極性研究会(SIGSHY)による連載『消極性デザインが社会を変える。まずは、あなたの生活を変える。』。今回は簗瀨洋平さんの寄稿です。
いまや当たり前になりつつあるリモートコミュニケーションですが、プライベートな姿や部屋の中を見られることに抵抗を感じる方も多いはず。今回は「自分アバター」や音声合成アプリなどを用いて、消極的な人がより気軽に会話に参加できる方法について考察します。
3/17(水)【連載】読書のつづき
[二〇二〇年十月] 一寸先は闇|大見崇晴
会社員生活のかたわら日曜ジャーナリスト/文藝評論家として活動する大見崇晴さんが、日々の読書からの随想をディープに綴っていく日記連載「読書のつづき」。
第二波の感染も落ち着き気味で、読書の捗る秋だった二〇二〇年十月。日本学術会議の任命拒否問題やGo To キャンペーンのような利権誘導型政策への懐疑など、発足したての菅内閣がさっそくやらかしを重ねて支持率を落とすなか、『いだてん』にも登場した昭和政界のフィクサー・川島正次郎が残した「政界、一寸先は闇」の名言が令和の世に刺さります。
3/18(木)【連載】映画館(シアター)の女神 3rd Stage
第14回 『ハラ』――二つの文化の間で葛藤する少女が見つけたアイデンティティ|加藤るみ
加藤るみさんの「映画館(シアター)の女神 3rd Stage」、第14回をお届けしました。
今回紹介するのはApple TV+初の長編映画『ハラ』。イスラム教徒の家庭に住む少女ハラが、アメリカの高校の自由な校風と、厳格な家庭環境とのギャップに悩み、自身のアイデンティティを見つけていく青春映画です。
最近Apple TV+にハマっているというるみさんが、本作の魅力をサービスの特徴と合わせて語りつくします。
これからの動画配信予定
3/22(月)20:00~【延長戦】批評座談会〈シン・エヴァンゲリオン劇場版:||〉
PLANETSチャンネルは、皆様のおかげで、今年10周年を迎えました!
これを記念して、毎月1つずつ話題作を取り上げた座談会をニコニコ公式で生放送します。
そして、その直後に、延長戦をPLANETSチャンネルにて行います。
初回放送のテーマは、ついに公開された映画『シン・エヴァンゲリオン劇場版:||』。
新劇場版のラストを飾る(はずの)本作は、いかなる結末を迎えたのか。
そして、「エヴァンゲリオン」とは一体なんだったのか。
90年代のテレビアニメ版公開当時の状況や、今年公開予定の庵野監督・最新作『シン・ウルトラマン』への展望も踏まえながら、ゲストの皆さんと一緒に議論します。
延長戦はオフレコトーク全開でお届けしますので、ぜひ公式放送と合わせてお楽しみください。
▼出演者
イシイジロウ(ゲームデザイナー 原作・脚本家)
石岡良治(批評家・早稲田大学准教授)
宇野常寛(評論家・PLANETS編集長)
平将明(衆議院議員)
司会:吉田尚記(ニッポン放送アナウンサー)
20時〜の本編(公式放送)はこちらから
21時〜の延長戦(チャンネル限定放送)はこちらから
※本編は無料でご覧いただけます。
3/23(火)19:30〜【生放送】遅いインターネット会議
テレビドラマから考える2020年代の想像力|成馬零一
現在PLANETSでは、「遅いインターネット」計画の一環として、評論家・宇野常寛が政治からサブカルチャー、ビジネスからアートまで、さまざまな分野の講師を招きながら、世の中の流れと近すぎない、しかし離れすぎない中距離の問題設定で参加者と共に思考していくオンラインイベント「遅いインターネット会議」の生放送を(ほぼ)毎週火曜日の夜にお届けしています。
3月23日放送の最新回のテーマは、「テレビドラマから考える2020年代の想像力」です。
時代や世相をもっとも敏感に映し出す映像作品として、社会とメディアの変化とともに発展してきたテレビドラマ。映画に替わる大衆娯楽の王者として戦後日本に君臨してきたテレビ文化の申し子であるその表現は、YouTubeやNetflixといったインターネットによる視聴環境の変貌や目下のコロナ・ショックによって、いま大きな曲がり角を迎えています。
今回は、野島伸司・堤幸彦・宮藤官九郎の3人のドラマ作家の作品史を軸に、平成以降の30年間の社会文化とテレビドラマの変貌を辿った大著『テレビドラマクロニクル 1990→2020』を刊行予定のドラマ評論家・成馬零一さんをお迎えし、日本のテレビドラマが培ってきた物語表現の真価と2020年代カルチャーの展望をめぐって、熱く語り合います。
生放送のご視聴はこちらから。
3/24(水)20:00~ 石岡良治の最強伝説
vol.36:少年ジャンプ論 -鳥山明の時代編-
今回の最強伝説は、80年代〜90年代の少年ジャンプを大特集!
数多くの人気漫画作品が連載されている少年ジャンプは
1980年にDr.スランプが連載開始して以降、
その勢いはさらに増し、1994年には発行部数が653万部を記録しました。
そんな80年代〜90年代の少年ジャンプの凄さついて、
批評家・石岡良治が語ります!
生放送のご視聴はこちらから。
それでは、よい週末をお過ごしください!
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