おはようございます、PLANETS編集部です。
3月が始まり、春の訪れとともに気分一新された方も多いのではないでしょうか。幅広いジャンルにわたるPLANETSのウェブマガジンのコンテンツが、皆さんの知見を広げるきっかけになれば幸いです。
さて、今朝は今週のDaily PLANETSで配信した4本の記事のハイライトと、これから配信予定の動画コンテンツの配信の概要をご紹介します。
今週のハイライト
3/1(月)【連載】マタギドライヴ
第2章 デジタルネイチャーとはいかなる意味で「自然」なのか|落合陽一
メディアアーティスト・工学者である落合陽一さんの新たなコンセプト「マタギドライヴ」をめぐる新著に向けた連載、いよいよ第2章を公開しました。
ウイルス感染症という、人類がしばらく忘れていたタイプの自然の猛威が地球を覆っていった2020年を境に、デジタル環境は人間にとっての「新しい自然」としての浸食度をますます強めています。そうしたデジタルネイチャーの変化の行く先を、「人工生命」技術の進展や西洋と東洋の自然観の違いに立脚しながら展望します。
3/2(火)【連載】テレビドラマクロニクル(1995→2010)〈リニューアル配信〉
堤幸彦とキャラクタードラマの美学(5) 時代への抗いとしての『SPEC』(前編)|成馬零一
ドラマ評論家の成馬零一さんが、時代を象徴する3人のドラマ脚本家の作品たちを通じて、1990年代から現在までの日本社会の精神史を浮き彫りにしていく人気連載『テレビドラマクロニクル(1995→2010)』を改訂・リニューアル配信。
『ケイゾク』の続編として企画された『SPEC』は、ミステリドラマにも関わらず、本物の超能力者が登場します。それは「謎」が存在する世界の終わり、インターネットカルチャーとニューエイジ思想が融合した、2010年代の「圧倒的な現実」の投影でもありました。
3/3(水)【連載】グローカルビジネスのすすめ
#3 台湾概況と日台経済関係──グローカル・パートナーシップの視点から|周立
中小企業の海外進出を専門とする明治大学・奥山雅之准教授とNPO法人ZESDAによるシリーズ連載「グローカルビジネスのすすめ」。地方が海外と直接ビジネスを展開していくための方法論を、さまざまな分野での実践から学ぶ研究会の成果を共有してゆきます。
今回は、国際経済のプレイヤーとしての台湾と東アジア各国の架け橋として長きにわたり尽力してきた周立さんに、グローカルビジネスの「テスト市場」としての台湾が持つポテンシャルと課題について、日台関係の歴史的経緯に遡りながら概説していただきました。
3/4(木)【連載】文化系のための野球入門
「ファッション」から考える高校野球文化の現在|中野慧
ライター・編集者の中野慧さんによる連載『文化系のための野球入門』の第5回。前回に引き続き、「ファッション」の視点から高校野球を分析していきます。
校則では許可されていても坊主以外の髪型にできなかったり、ルール上認められていても試合中にサングラスをかけるのを憚ったり、さまざまな同調圧力が部員たちの「ファッション」を規定しているようです。
そのような「高校球児はかくあるべし」という思い込みと、高校野球の「鑑賞態度」とのかかわりについて、社会学の見地から分析します。
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