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いよいよ4月9日からスタートする西川チャン出演の舞台『ZEROTOPIA』。初の「地球ゴージャス」プロデュース公演ということで大きな注目が集まる中、今回の相談は西川チャンの舞台に対する哲学、そして仕事への取り組み方にも迫る内容でお届けします。


ホームだからやりやすいってことはない

――今回はこんな相談が届いています。埼玉県のペンネーム・みどりセンスさん。

「西川さんに聞きたいことがあります。よく"ホーム"とか"アウェー"って言ったりしますが、私の場合はアウェーな現場がとにかく苦手で、アウェーであることを意識すればするほど、自分の持っている力を出し切れないと感じています。人見知りするとかそういうのとはちょっと違って、初対面の相手に緊張したりとか、委縮するみたいなことはありません。

ただ、いつもと違った相手と何かをする時、自分の言動がすべて空回りしてしまうんです。これは仕事もそうですし、プライベートの何気ない場面でもあります。うまく説明できないのですが、自分流のベストなやり方が通用しない時に、それを臨機応変にアレンジできないというか…。自分のやり方でしかやりたくないとか、周りに合わせたくないとかではないんですが、アウェーで全力を出せない自分はダメなんじゃないかな?って時々すごく落ち込みます!

西川さんは音楽だけじゃなく、いろんな現場で活躍されていますが、パフォーマンスにまったくムラがなくて本当に凄いと思います。どんな時でもベストな自分を出すにはどうしたらよいのでしょうか?」…という内容です!

西川 う~ん…アウェーか~。そうだな…彼女の相談としては、常に深刻な感じで悩んでいるというよりは、なぜか力が出せないということを疑問に感じているみたいな感じなのかな?

――恐らくそうだと思います。「仕事でもそうですし…」とあるので、現在は働いていてこれまで良い結果も残してきたようですね。

西川 だね。良かった時もあるのに、なぜかそれが出ない時がある。それがアウェーに感じる現場だと特にそうだと。まぁ、今回の相談の場合、ホームとアウェーというのも、なかなか捉え方が難しいんだけどね。それこそ職種にもよるだろうし。仕事内容とか案件によってもホームって何?アウェーって何?ってこともありそうだし。例えば同じ会社でやる仕事はホーム。別の会社のスタッフと進めるプロジェクトはアウェーみたいなことなのかな…?

――そのあたりは判断が難しいところですが…西川さん的に「アウェーだと感じる現場。アウェーで実力が出せないな~」って思う現場ってありますか?

西川 う~ん…これはなかなか難しい質問なんだけど…逆に「ホームだからやりやすい」みたいなことを感じることってないですよ。例えば歌の活動だってホームだから絶対大丈夫っていうことはないし。

――なるほど。

西川 会場の空気が良いとか、ファンのみんなが僕のことを知ってくれていてあったかいみたいなことはあるかもしれないけど、それって確実に成功するっていうのとイコールではないから。