広告費はクリエイター奨励プログラム(以下クリ奨)に使われますよとのことなので、
せっかくだから今日はこのクリ奨についてちょろっと語ろうかと思います。
※当記事は「クリエイター奨励プログラムって?」
「登録してみたいんだけどよく分からない」という人のための記事です。
そもそもクリ奨に興味ない人は読む必要がありません。
クリエイター奨励プログラムはなかなか表に詳しい情報が出てこないので、
私が個人的に集めた情報を記載しています。間違ってる箇所あったらスマン。
以前も似たような記事書いたんですが今日はクリ奨にのみ特化して書きましょう。
そもそもクリ奨ってなに?って人のために簡単に解説すると、
ニコニコ動画に動画を上げて、その動画の再生数に応じてポイントが貰えますよって機能。
で、このポイントは、換金が出来ます。
私も何度か使ったことあるので過去に読んだ記事等を照らし合わせると、
大体動画の1再生につき、0.2円~0.5円くらいになるようです。
なんでこんな振れ幅大きいのかと言うと、ポイントの計算は再生数ではなく、
『人気度』という謎の計算方式で算出されているようで、この人気度の計算方法は
一切公開されていないためです。
体感では、コメント数はさほど重要でなく、再生数とマイリスト数が
大きくポイントに反映されているように感じました。
ボカロ曲や歌ってみたなんかはこれでけっこう儲かってる人いるんじゃないでしょうか。
特にこの2つはマイリス率が非常に高いので、ポイントに反映されやすそうです。
実況動画はこの2つに比べると投稿間隔が段違いなので数で勝負出来るため、
儲かる金額でいうなら負けてないと思います。
え、実況動画も儲かるの?って思った方。実は儲かります。
ただし、ごく一部のゲームに限ります。マインクラフト等は公式に
マネタイズ(広告収益化)を許可している有名なゲームですので問題なく通ります。
逆に、普通のテレビゲームなんかは著作権の問題で絶対に通りません。
また、フリーゲーム等も通りません。基本的にゲーム動画はまず弾かれます。
ていうかもう極端な話、マインクラフト以外のゲーム動画は片っ端から弾かれます。
じゃマイクラ以外はダメなのかと言うとそうでもなく、
「このゲームはマネタイズ可能だよ」というのを運営に証明できれば通るケースがあります。
フリーゲームだと作者が動画公開及びマネタイズを許可しているケースであったり、
コンテンツツリーに登録している場合などは通る可能性があります(ダメな場合ももちろんある)。
コンテンツツリーについてですが、これはゲームより歌ってみたの方がわかりやすいです。
要は、元になった動画(ボカロ曲とか)を親動画として登録し、自分はその動画の
派生動画(歌ってみた)として子動画であるという風にして登録すると、
自分の動画が伸びたら少しだけ親にもポイントが入ります。
自分の歌ってみたが伸びれば、親であるボカロ動画投稿者にもポイントが入る訳です。
歌い手さんとボカロPはこれで持ちつ持たれつな部分があったりなかったりすると思います。
詳細を知っているわけではないのですけれど。
ゲーム動画も同様で、ゲームを公開している人が「自分にもポイント入るなら
実況してもいいよ」って考えている人は恐らくいるので、コンテンツツリーで
子動画として登録する限りクリ奨を許可している作者さんはいると思います。
ただし、もちろんですが作者がすべて自作したゲームに限ります。
素材サイトから素材を借りて作った場合、素材作者にも権利があるので
なかなか簡単には通らないからです。
ただ、私はこれやったことないので憶測です。
試してみたい人は一応、登録する前に作者さんにメール等で聞いてみた方がいいです。
「俺が作ったゲームで金稼ぎとかふざけんな」って思う方もいると思うので。
同様に、歌ってみたもボカロ曲ならなんでもOKってワケじゃないので、
登録したい時はちゃんと作者さんに聞いてみた方がいいのは間違いないと思います。
コンテンツツリー登録してる人ならたぶん問題無いとは思いますけど……
※誤解を生みそうだったので一応追記
コンテンツツリーに登録している=クリ奨に登録しているではありません。
コンテンツツリーを利用して、クリ奨のポイントを増やす方法があるっていうだけで、
クリ奨を使わずに「ここから素材借りました」っていう表示で使っている人のほうが
圧倒的に多いので、勘違いして人の悪口言ったりしないように。
現在、動画がクリエイター奨励プログラムに登録されているかどうかを
第三者が調べる方法は全くありません。
※追記終わり
特に日本では顕著なのですが、こういう動画でお金稼ぎとかいう話になると
ものすごい嫌悪感を示す人が出てきます。まぁ気持ちは分からなくもないのですが、
Youtubeなんかはもうとっくの昔から広告収益システム実装してますし、
それだけで生活してる人すら現れてます。
Ustreamのような生放送さえ最近は広告をユーザーが付けられるようになっていますし、
時代の流れなのかなぁとも思います。
「他人の作ったゲームで金稼ぎなんて!」って人の気持ちも分かるっちゃ分かるんですけど
作者がいいよって言ってる以上もう誰も口挟む余地ないと思うんですけどね……
また、ニコニコのクリ奨の面白い部分は、「原資が運営持ち」という部分です。
Youtubeの広告システムは要は広告料を企業から取って、そこから一部を運営がもらい、
残りをユーザーに渡すという形になっていて、視聴者は広告を強制的に見せられます。
ウザいです。Adblockなう。
しかしニコニコはそうではなく、ユーザーに渡す資金は全部運営が支払っています。
当たり前ですけど運営が丸損です。その代わり、ユーザーは別に広告見せられることもなく、
普通に動画を楽しくみれて、動画投稿者は動画が伸びればその分お金になるという
ちょっと運営カッコイイ感じだったのです。広告ついちゃいましたけど。
クリ奨に関しては、もういまどきの動画共有サイトがだいたい広告収入システムを
導入してしまっているため、広告を貼るのだけはしたくなかったニコニコ運営が
「じゃ俺らが払うよ!」とクリエイターを引き止めるために作ったものだと思います。
「Youtubeなら動画上げたらお金になるのか」と思われると流れちゃいますからね。
一円の利益にもならないのなら完全に趣味の世界なので、いつ投稿に飽きてやめてしまっても
仕方ないですが、多少の儲けになるのなら続けようって思う人もいるでしょうから
この流れはまぁ自然といえばそうかと思います。
ただ、広告付けてしまったのはどうなのかなぁとも思います。
散々上述した通り、ニコニコは広告が付いてないのが最強の利点だったので、
こうなるとものすごい使いにくい超絶劣化Youtubeみたいになってしまうので、
今度は投稿者ではなく視聴者が流れていってしまうのではないでしょうか……。
かと言って、「なんだよ広告付けんのかよ!ニコニコ見損なったわ!」みたいなのも
おかしな話かと思います。一応企業なのでそらまぁ、少しでも利益出る道を選ぶのは
当たり前かと思うので、気に入らないのならもう観るのをやめるっていうのが
一番の抗議に繋がると思います。いや、推奨してるわけではないですけど。
まとめると、
・ゲーム動画は基本的に通らない。フリーゲームも同様(作者が許可している場合のみ可)
・完全オリジナル作品はもちろん通る。歌ってみたも通るし、旅行動画や料理動画も大体通る。
・動画内に著作物が映り込んでたりすると通らない場合がある。
・当たり前だが他人の著作物を用いた動画は通らない。無断転載等もダメ。人間としてダメ。
こんな感じです。
運営が「クリ奨だけで生活できる人もいる」って言ってましたが、
実況者はさすがにちょっと厳しそうです。やろうと思えば出来そうですが。
いやはや、それにしてもおもしろい時代になったものです。
コメント
コメントを書く(ID:35777823)
>>39
恐らく見ないだろうけどレスする。小説っていう区切りのしかも特定したジャンルで限定した前例は無意味だし的外れだよ。俺が問題視してるのは二次創作を金儲けに使うという点だ。
例えば似たようなシステムでコミケというのがある。著作権が親告罪なのを良い事にやりたい放題しているが、こちらは年2回の御祭りっていう立ち位置なので得られる収入は一時的なものだけど、しかしニコニコのシステムは24時間年中無休だ。動画が書籍化され掲示板のスレが映画化される御時勢に、しかも素人を装ったプロが紛れ込んでるニコニコに、二次創作でも食っていける市場が形成されようとしているんだよね。
もちろん完全排斥できればいいんだけど、俺は無理だと思う。何十人と相応の設備を集めないと全ての表現物を検閲できないし、判断基準も個人の裁量だから見逃される物も日に日に増えるはず。というか親告罪が悪い。罰する為に許可の有無を尋ねなければならないのに違反者の数が多すぎるて処理できないとか。破綻してて罰則が仕事できて無ければ抑止にもならない。
(ID:14656120)
ほんと邪魔だなあ動画の頭に出てこられると。
せめて動画再生の邪魔にならないように出てくれないものか。
あとアマゾンのおすすめ商品みたいに興味ある広告が出てくれればいいなと思う。
(ID:60487601)
>>37
出た出たwすぐ妬みとかいう馬鹿w
お前の脳味噌溶けてんじゃねえの?
>>46
歌って動画にするだけな趣味と仕事を一緒にする馬鹿・・・
元々人気があった奴がクリ奨に手を出すって後付けなのに「我が道を発掘」(笑)
頭悪すぎて話になんねえなw